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南区宇品海岸3-12に設置されている「宇品波止場公園」です。
※広島県の資料によると公園面積は、2,2ヘクタールあるそうです。 |
宇品波止場公園には、(今は廃線になった軍事輸送専用として設置された)宇品線の跡と軍港としての残り香をモニュメントとして僅かに残している陸軍桟橋跡があります。そして「海と島の博覧会」のシンボルタワーだったパラダイスの塔がシンボルタワーとして目立っていました。
公園として整備されているからでしょう、休日という事で釣りを楽しむ人達で溢れていました。今の社会情勢を反映しているのでしょう?塔の下の空間はホームレスの人達の雨露をしのぐ場所と化しているようでした。 |
おじさんの原爆記の資料にと2003年はじめて訪ねたのです。
2005(平成17)年12月交流ウォーク時に銘板石の裏側に刻まれた文字をみてこの公園が「平成2(1990)年3月竣工」とでわかりました*。 |
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広島県広島港湾振興事務所の資料によると
『宇品波止場公園は、1990(平成2)年3月に0.2haほど完成していました。しかし、広島県では隣接する旧コンテナヤード部分2.0haを緑地として再整備する工事を進め、2006(平成18)年3月に工事完成しました。
その後、これまで芝生養生のため立入禁止としていましたが、両方をあわせて2006(平成18)年8月から、新しい「宇品波止場公園」として供用開始しました。』とありこの公園の変遷がわかりましたので追記しました。 |
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湯崎英彦広島県知事(在任:2009年11月- )がマニフェストに盛り込んだ「瀬戸内 海の道構想」の一環でもあるという、実証事業、広島県の特産品・牡蠣(かき)を取り上げたオイスターロード(牡蠣海道)。新鮮で美味しい牡蠣や海産物を、安く提供することで沿岸部の活性化と、地産地消を促すのが目標ということだそうで、2010年冬その1号店が、市民の憩いの場である宇品波止場公園内に開店しており、その店で焼きガキを食べんましたので撮影していました。2012年のいまになりましたが追記しました。この店はことしは広島みなと公園に移っています。 |
16.10.31.更新 03.07.26裕・記編集 |
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1880 |
明治13年 |
広島県令(いまでいう県知事)に任命された千田貞暁(さだあき)赴任※1 |
1884 |
明治17年 |
広島に良港という物がなかった、禄を失った旧浅野藩の士族の救済という事で
総工費87,100円※2の予算で工事が開始されました。 |
1889 |
明治22年11月 |
宇品港竣工総工費は30余万円※3に昇りました。
造成された207haのうち170haが士族の共有とされました。 |
1922 |
大正11年 |
埋立法により「宇品港」と指定 |
1932 |
昭和7年 |
港域を拡大し、「宇品港」を「広島港」に改称 |
1946 |
昭和23年 |
広島港は開港指定を受け築港以来はじめて軍事的制約が離れ国際貿易港となりました。 |
1949 |
昭和26年 |
国の重要港湾に指定され整備拡充されて行くことになりました。 |
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15.10.04.撮影 |
(金輪島への渡船の中から)宇品波止場公園をみました |
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宇品波止場公園付近地図(2016年map fan版) |
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