(中野)天神宮

  安芸区中野に鎮座している「天神宮」です。
創建時期は、古文書によれば宝暦7(1757)年で、当時神殿は総欅造りだったそうです。
御神体と木彫りの菅原道真公が祀られているそうです。
畑賀村水害碑の資料を探していて、中野村水害記念碑があることを知ったのです。
畑賀川と山陽本線が交わる処にある短い鉄橋の東南の地に建立されています、堤防が決壊し列車事故が起こった処もこの辺ではないのかと思いながら訪ねたのです。神社境内に建立されたものでした。
2005年はじめて訪ねた時は神社名がわからなかったのですが、資料をみていると「天満宮(天神宮)」通称天神さんと云うことがわかりました。鳥居の寄進が嘉永2(1849)年となっていますので江戸後期に勧請されたのかなと思ったのですが、資料ではもう少し古く宝暦7(1757)年でした。
今(2008)年天満宮と水害碑とを分離した頁にしようと立ち寄ったのです、2005年当時なかった創建を記述した由来板と神社銘板が取付けてありました。わたしは広島の神社仏閣を巡りだしてから常々思うのですが、信教の自由とは神を信ずるなということではなく個々人がいだく信仰心というものを大切にしようということなのではと思うのです、そういう意味からも神社名、神社の由来を知ることができる由来板の設置は(通りすがりの人に対しても)大切なことではないかと思うので、由来板などの設置を喜びました。
06.05.09更新     05.07.26裕・編集

05.07.15撮影
広島市安芸区中野1丁目12-22  天満宮と水害碑

05.07.15撮影

06.01.29撮影
鳥居には「奉寄進」 「嘉永二己酉年」(1849年のこと)

08.05.08撮影
   天神宮という神社銘板も取付けられていました



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(中野)天神宮
(境内建立の)中野村水害記念碑


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