広島電鉄70形 (レストラン「トランヴェール・エクスプレス」)

  中区東千田町のマダムジョイ千田店前に置かれレストランとして使用されている「広島電鉄70形(76番)」です。
※独・ドルトムントで1959年竣工。日独友好で1982(昭和57)年10月広島を走るようになりました。
※2012(平成24)年7月11日から広鉄本社ビル横でレストランとして使用されました。
※2017(平成29)年「西風新都グリーンフォートそらの」にイオンモールが商業施設出店予定で譲渡されたそうです。
  (千田町で見ることができなくなりました)
今(2013)年2月2末中國新聞をみていると
『-電車レストラン3月末で閉店-  広島電鉄が、ドイツ製の「ドルトムント電車」を改造し、中区東千田町東千田町2の本社地区で営業してきたレストラン「トランヴェール・エクスプレス」を3月末に閉店することが、3月27日分かった。来客数が減り、電車開業100周年記念事業の終了に合わせて閉店を決めた。
レストラン「トランヴェール・エクスプレス」は、引退したドルトムント電車を約3千万円を投じて改造。広電グループのスーパー:マダムジョイ千田店の敷地に開店した。子会社の広電ストアが営業し、主にドイツ料理を提供してきた。
2012年7月11日開店、当初は計画の2倍近くの来客があり、スーパーの一部を改装して席数を増やすなどしたが、徐々に客数が減少。特に夜間の苦戦が続いていた。閉店後の活用は未定という。』
ということでしたので、撮影に行ってみようと思ったのです。
              広島電鉄70形電車
広島電鉄70形電車は、3車体8軸の全鋼製連節車で、1959年デュワグ社製。
西ドイツのドルトムント市電より広電が購入移籍し1982(昭和57)年より運行しました。
76、77 の2編成が存在していましたが、77 は2006(平成18)年1月廃車解体。
76は2008(平成20)年以降営業運転を休止、ここで取り上げたレストランになっていました。
[主要諸元]
定員:(座席数)150人(54人)。  自重:54t。
最大寸法(長さ×幅×高さ)27,160mm×2,360mm×3,645mm。 高さ:3,940mm
この電車が導入された1982(昭和57)年は、わたしが宮城県から故郷に帰ってきた時で、ドイツからやって来たこの電車の話題を知り、宮島に行く時、まだ小さかった子どもたちと乗った思い出があった事からで、電車の色は今とは違っていましたが懐かしく思ったので取り上げました。
当時を思い出せば、板で出来た座席で、乗り心地がいいという印象はなかったのです。
そのようなことがあったからかではないのでしょうが、普段にみることがなくなったな〜と思っていたら、宮島線・商工センター入口駅根際の車庫で雨露にさらされている処をみた事がありました。それは2005年頃だったようでしたが。
広電本社横のスーパー前でレストランとして使用されるようになったことを知り2013年撮影しこの頁を編集しました。
レストランとしてやっていけるのだろうかと余計な心配をしていました。

2017年になり報道で、西風新都に移されることを知りました。2018年になりましたが、寂しくなったマダムジョイ前を撮影しましたので、画像を追加しました。
18.03.01.更新     13.05.25.裕・記編集

13.03.11.撮影
広島市中区東千田町2-10-20   マダムジョイ千田店前

13.03.11.撮影

13.03.11.撮影

13.03.11.撮影

13.03.11.撮影
(マダムジョイ前から撤去された)広電76

18.02.26.撮影
広島市中区東千田町2-10-20   マダムジョイ千田店前



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