(世界平和記念聖堂)ヨハネパウロ二世胸像

  中区幟町の世界平和記念聖堂前庭に建立されている「ヨハネパウロ二世胸像」です。
※胸像作者は、中田(ドミニコ) 秀和です。台座の作者は、 吉田正浪です。
※碑文の揮毫者は、井上桂園です。
戦争は人間のしわざです
戦争は人間の生命の破壊です
戦争は死です
過去を振り返ることは
将来に対する責任を担うことです
ヒロシマを考えることは
核戦争を拒否することです
ヒロシマを考えることは
平和に対して責任をとることです

広島平和アピール抜粋
       1981年2月25日
神よ、私の声を聞いてください
私たちがいつも、憎しみには愛
不正には正義への全き献身
貧困には自分の分かち合い
戦争には平和をもって
こたえることができるよう
英知と勇気をお与えください
神よ、私の声を聞いてください
そして、この世に、あなたの
終りなき平和をお与えください

   
広島平和アピール抜粋
War is the work of man.
War is the destruction of human life.
War is death.
To remember the past is to commit
 oneself to the future.
To remember Hirosima is to abhor
 nuclear war.
To remember Hirosima is to commit
 oneself to peace.
      
Appeal for peace in Hirosima
Joannes Paulus P.P. U
         25.U.1981.
1981(昭和56)年2月25日 教皇ヨハネ・パ
ウロU世は、25000人の市民の迎える平和
記念公園より「核兵器を破棄し平和への道
を歩もう」と全世界に向けて「平和アピー
ル」をされ、続いて、ここ世界平和記念聖
堂において原爆犠牲者の冥福と世界平和を
祈られた。これを記念し、ここに胸像を建
て、平和への誓いを新たにする。

書 井上桂園 胸像 中田秀和 台座 吉田正浪
1987(昭和62)年8月6日 広島教区信徒
  前庭に建立されている、ヨハネパウロ2世の胸像は2003年に撮影していましたが、昨(2009)年作者はと思いサインを撮影していたのです。『D.H.Nakada』とはと思ったのですが、今頃になりましたが、そうか、聖堂内部の聖母マリア像の作者、ドミニコ・秀和・中田だったことから、同じだと分かりました。
なお、2005年長崎を訪ね、浦上天主堂、大浦天主堂でみたヨハネパウロ2世胸像(のサインを確認はしていませんが)も中田秀和作の胸像だろうと思ったのですが、聖堂内の聖母マリア像の説明板で、中田秀和作ということを確認しました。
2010年碑文を掲載しなくては頁にはならないと思い、訪ね撮影しました。
台座裏面の碑文「広島平和アピール抜粋」までは前回編集するので読んでいましたが、続く(字が小さくなった)文章を読んでいませんでしたので、碑文の書が、書家、広島大学教授であった井上桂園であったこと、胸像の作者が彫刻家の中田秀和、台座のデザインが彫刻家の吉田正浪であった事が今頃になりましたがわかりました。
尊称、敬称は略しました 10.11.28裕・記編集

09.08.06撮影
広島市中区幟町4‐42 世界平和記念聖堂前庭

03.07.28撮影

03.07.28撮影

09.08.06撮影
胸像作者: (ドミニコ) 秀和 中田

09.08.06撮影
関連頁:(浦上天主堂)ヨハネパウロ二世像(大浦天主堂)ヨハネパウロ二世像(世界平和記念聖堂)ヨハネパウロ二世像

10.11.11撮影
書 井上桂園

10.11.11撮影
聖堂内にかけてあった、『ヨハネパウロ2世の巡礼時(1981年2月25日)の記念写真』を撮影したものです。



「野外彫刻など」編


「その他」編
(井上桂園・書)



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被爆した天主公教會・門柱
ヨハネ・パウロ2世胸像
「記憶」を刻んで歩む石
ヒロシマの聖母・平和の元后


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