|
安芸郡府中町茂陰に建っている「箱島山慈眼院(はこしまさん じがんいん)正観寺」です。
※広島新四国八十八ヶ所霊場第三十二番霊場です。 |
正観寺は、広島県真言宗教団のお寺で、本尊は聖観世音菩薩です。
もともと広島市の白島九軒町にありましたが、昭和20(1945)年8月6日原爆により焼失しました。
寺院復興は遅れ昭和34(1959)年に安芸郡府中町小畠山に移転復興され、現在の本堂は平成9(1997)年に建立されました。
お寺の縁起によると、霊亀元(715)年行基(668-749:奈良期の僧)菩薩が開基され、本尊の「聖観世音菩薩」は、行基菩薩がこの地で一寸六分の石像を見つけこの尊像を胎内仏として自ら刻み安置されたと伝えられています。
慶長年間(1596-1614)僧宥尊により再興されたそうです。 |
この正観寺がある府中大川に沿った道は、車で何度も通ったことがあるのにこの正観寺が建立されていることは、スタンプラリーで訪ねようと巡礼の手引きを見た今(2008年)回知ったのです。もともと白島九軒町に建立されていたことも知りました。 |
※ |
2010年11月福王寺(真言宗)へ行った時、参道に「二丁石」があり、その二丁石がここ正観寺が寄進したもののようで、『府中町 小畠山 正観寺』と刻まれていたのです。
山号が違うがどうしてかなと思ったのです。
知新集でも資料を改めてみても山号は「箱島山』となっていました。資料をみた時、府中町の小畠山(住居表示では茂陰2-8-4)という処に移転復興されたとあったのをわたしが、現在地と地名を略したことに原因がありましたので、敢えてここに追記しました。 |
|
11.01.29更新 08.09.03裕・記編集 |