どうりゅうじ
道隆寺
  安芸郡府中町みくまりに建っている「桑多山安芸院(くわたざん・あきいん)道隆寺」です。
※広島新四国88ヶ所霊場第28番霊場です。
道隆寺は、広島県真言宗教団のお寺で、本尊は薬師瑠璃光如来です。
道隆寺は、大同元(806)年弘法大師の開基したお寺の後身で、府白山無量壽院薬王寺と称し、代々の国司が法要供養を努めていました。長徳元(995)年安芸国主関白・藤原道隆が勅を受け、現在の地に3年の日時を要し七堂伽藍の堂塔を建立、十二末寺を近地に建立し京都御室仁和寺直末として寺領一千石を賜わり、現在の山号院号寺号に改称、安芸国総祈願所と定められました。しかし、お寺の周辺からは、天平時代(729-749)の軒丸瓦が発見されていますので以前からこの地に寺院があったと思われます。
広島新四国88ヶ所霊場のスタンプラリーで府中町を訪ね、まず鵜上寺、次は江本寺へ、この訪ねることができる最後がこの道隆寺でした。
急な坂を登ると鐘楼が見えあそこだなとすぐわかりました。府中町役場の資料で予備知した木造薬師如来坐像(広島県重要文化財)は拝見しなくてはと思っていました。幸いなことに本堂に上がる事ができ、手を合わせることができました。御本尊の前にガラス戸がありました。
 08.12.09裕・記編集

08.10.27撮影
広島県安芸郡府中町みくまり3-9-8

08.10.27撮影

08.10.27撮影
本堂内に(盗難防止のためでしょうか)硝子戸の仕切りがありました

08.10.27撮影
内陣 本尊
本尊:木造薬師如来坐像は広島県重要文化財に昭和32(1957)年2月5日に指定されています。
建仁元(1201)年作とわかる墨書があり、檜材で寄木造りだそうです。(わたしの腕が悪くよく写っていませんが)

08.10.27撮影
本堂根際の池 鐘楼

08.10.27撮影
説明板の古地図を使用しています



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(「広島新四国八十八ヶ所霊場」編)



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