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廿日市市市原に創建されている「上不見山浄土王院・極楽寺」です。
※広島新四国88ヶ所霊場第7番です。 |
極楽寺本堂 広島県重要文化財 昭和42(1967)年5月2日指定 |
桁行三間×梁間三間 方形造 四方裳階※付 (屋根)こけら葺:現在(銅板葺) |
極楽寺の本堂は正面向拝(こうはい)あたりを除くと、京都の法界寺国宝阿弥陀堂にそっくりな、平安朝風の軽やかさを感じる堂です。
内部は禅宗様の仏殿様式に造られ、これに和様の裳階が四方に付けられています。鏡天井には龍が描かれています。
永禄5(1562)年に毛利元就が再興したという棟札の記録があり、屋根上の露盤には慶長4(1599)年銘があります。 |
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標高693mの極楽寺山。その山頂付近にある上不見山浄土王院極楽寺は、高野山真言宗に属し、本尊・千手観世音菩薩のお寺です。
奈良の大仏殿造営のため諸国を巡歴していた僧・行基が天平3(731)年開山、聖武天皇がこれに伽藍を建立したと伝えられています。本堂は、永禄5(1562)年8月毛利元就(1497-1571)によって再興されました。広島県重要文化財に指定されている本尊の十一面千手観世音菩薩坐像は、行基(奈良時代の僧:668-749)作でのち、弘法大師
(平安初期真言宗開祖:774-835)が開眼したと伝えられています。 |
平成10(1998)年12月に廿日市市教育委員会が設置した説明板を読んで、扉の隙間からでも御本尊を、天井の龍を拝見したいと思ったのですが、拝見はできず残念なことでした。
交流ウォークの増田先生が教師をされていたころ子どもたちと極楽寺に行った時の思い出を書くので、極楽寺に行かれることを聞きましたので今(2008年11月)回ご一緒させていただいたのです。増田先生の眼力鋭く、紅葉まっただ中の極楽寺を訪ねることができました。 |
08.12.26裕・記編集 |