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廿日市市宮島町北大西町の大願寺に建立されている「護摩堂」をこの頁で取り上げました。
※ここ護摩堂の本尊・不動明王は、松本明慶作です。 |
亀居山放光院・大願寺の護摩堂は、明治初頭の神仏分離令で損失したままだったそうですが、2006(平成18)年4月2日に(約140年ぶりに)多宝塔様式二層宝形造りで再建されました。
仏師・松本明慶作の一丈六尺(≒4m)の総白檀の本尊・不動明王半迦座像の開眼式が行われています。 |
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護摩堂(ごまどう) |
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真言宗などの寺院で、護摩をたき修(≒法加持祈祷の法)を行うための仏堂。
本尊は不動明王か愛染明王。 |
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松本明慶(まつもと みょうけい:1945- ) |
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仏師。京都府京都市出身。
1962(昭和37)年に京仏師の野崎宗慶師に弟子入り、以降個展や彫刻展、仏像修復などで活躍、京仏師としての地位
を確立。
1981(昭和56)年安佐北区の福王寺に不動明王制作。
1999(平成11)年鹿児島県の最福寺に世界最大級の木造仏・大辨財天を制作。 |
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関連頁:松本明慶作:福王寺不動明王像 |
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2010年福王寺を訪ね本尊・不動明王をお参りし頁を編集した時、作者が仏師・松本明慶で、ここ大願寺の護摩堂本尊の不動明王も制作されたのことを知りました。また、東区の明星院の風神雷神の両像も松本明慶制作と云う事も知りました。 |
2007年宮島に行き厳島神社を参拝した後、大願寺の方をみるとまだ完成したばかりと思った御堂が建っていたのです。それがここで取り上げた2006年に再建された護摩堂だったのです。 |
時過ぎ、2015年にいまになりましたが、2008年、2012年撮影の画像を加え、この頁を編集しました。 |
15.06.05.裕・記編集 |