(瀬野大藤)山王神社

  安芸区瀬野南町に鎮座している「山王神社」です。
普段は野鳥が啼くだけの静寂の中に創建されていた山王神社でしたが、2014年3月東広島バイパス(中野〜瀬野西)が鎮守の森の向こう側に開通し車の通る音が聞こえるようになっています。
山王神社 別名:大藤(おおとう)神社        平成26(2014)年2月吉日 大藤町内会
祭神 :猿田彦命(道案内・安産・門番の神)
勧請年代は不詳ですが、広島藩が1825(文政8)年に完成させた「芸藩通志」には無格社として記載されています。
往古より大藤地区の氏神社としてこの地に居住していた大藤氏の屋敷内に祀られてきましたが、1898(明治31)年大藤氏の転出により大藤講中に移管され現在に至っています。
現本殿は1875(明治8)年藤講中により改築され屋根は茅葺でした。拝殿は1951(昭和26)年サンフランシスコ講和条約調印記念として地区集会所を兼ねて新築されました。
山野辺のわが家から一番近い神社は、(わが地区も含まれる)氏神様である切幡神社かと思っていたのですが、地図を見るとこの山王神社が近いようです。
わが家からまだ上っていく方向で、この山王神社の前の道路も何度か車で通ったことはあるのですが気がつかなかったのです。今回はぼちぼちと歩きながら訪ねたのです。
小さな社があるのかなと思っていたわたしの無知さ加減いい加減さでした。
創建年代、祭神などはわかりませんでしたが、鳥居には安政3(1856) 年の文字が読めましたので江戸末期寄進された鳥居だったのです。
2014年東広島バイパスが開通してから久しぶりに参拝しました。2006年にはなかった神社由来板(上記)が設置されていましたので、祭神がわかりましたので、追記しました。
まだバイパスが西条バイパスに直接つながっていないので交通量はまだまだ少ないのですが、静寂の中で参拝できていたのでしたが、車の音に邪魔されるようになってきていました。バイパスの法面が写らないかと撮影しましたが、構図の中に入らないようでしたが、撮影し画像を加えこの頁を更新しました。
16.12.28.更新    06.03.24裕・記編集
   関連頁:大藤道・修路碑

’06.02.26.撮影
広島市安芸区瀬野南町

06.02.26.撮影

06.02.26.撮影
鳥居(大藤氏寄進で)には安政3(1856) 年丙辰2月吉日の文字が刻まれています

06.02.22.撮影
社殿 社名版

06.02.26.撮影
本殿と拝殿

06.02.26.撮影

06.02.26.撮影
石燈籠 治水碑?? 『修路碑文』碑   新里道起工自落合至大藤
明治44(1911)年4月

16.12.17.撮影
              大藤道修路碑               鳥居

16.12.17.撮影

16.12.17.撮影
少し離れて撮影してみました。(左側の)鎮守の森の向こう側がバイパス
山王神社の上側にバイパスが開通しました



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