杉姫稲荷本社
  南区段原南に鎮座している「杉姫稲荷本社」です。
杉姫稲荷本社がお祀りする杉姫稲荷大神は、広島城主だった福島正則(1561-1624)の守護神としてお城の近傍に斎祀されていましたが、福島正則の移封で藤田家が祭事を受継ぎ饒津公園に祀られていました。
百数十年前に現在地附近に移御して祀られることになったそうです。
誠光教は、1946(昭和21)年に神理教から分離独立しました。神理教を基に藤田家で信仰されていた「杉姫稲荷大神」を副神に取り入れ、主神に「天地御祖大神」を祀っています。
交流ウォークの藤井先生によると以前は現在地より比治山よりに建立されていたそうで、杉姫と名乗る神社は全国でここだけと教えていただきました。
今は境内に(移されている)参詣道標をみると大正4(1915)年建立というから被爆した道標とおもいました。
07.03.30裕・記編集

06.09.20撮影
広島市南区段原南1-18-11

06.09.20撮影

06.09.20撮影

06.09.20撮影
拝殿から神座をみる

06.09.20撮影

06.09.20撮影
旧廣島城鎮守杉姫稲荷社
誠光教本院
これより南へ二丁
大正4(1915)年晩秋建之

※一丁(町)は約109.09m
誠光教本院
杉姫稲荷本社
(せいこうきょう)
誠光教:
藤田宣彦(1889-1977)が創始者。
1940(昭和15)年宗教結社、1953(昭和28)年宗教法人法による宗教法人。
藤田宣彦の死去後、藤田寅雄が二代管長に就任。
藤田宣彦は神理教広島教会長であったが、1946(昭和21)年に神理教から分離独立。
神理教を基に藤田家で信仰されていた「杉姫稲荷大神」を副神に取り入れ、主神に「天地御祖大神」を祀る。
(しんりきょう)
神理教:
佐野経彦(巫部経彦、1834-1906)が家伝の巫部(かんなぎべ)神道を元に創始した教派神道の一つ。
巫部神道は饒速日命から十代目の五十言宿禰に端を発し、天之御中主神から天照皇太神までの十八柱を天在諸神(あめにますもろもろのかみ)として奉斎する。
1880(明治13)年神理教会設立認可、1894(明治27)年一教として独立認可。1952(昭和27)年宗教法人。



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