(広島市水道資料館展示)木管、竜吐水

  広島市水道資料館の展示資料を見学していて目にした木管、竜吐水をこの頁で取り上げました。
木管(もっかん) 1)木でつくった管。木製のパイプ。 2)「木管楽器」の略。
木樋(もくひ): 水を通すための木製のとい。
土管(どかん) 粘土を焼いてつくった管。
素焼きと釉(うわぐすり)を施したものがあり,排水管・煙突などに用いる。
(りゅうどすい)
竜吐水
1)消火用具の一。
  水を入れた大きな箱の上に押し上げポンプを備えたもので、横木を上下させて
  水を噴き出させる。オランダからもたらされ、名は竜が水を吐くのに見立てたこと
  による。江戸時代に町火消しに支給され、明治末ごろまで使用。
2)水鉄砲。
展示の竜吐水は、辞書で云う1)ではなくて、2)の水鉄砲式の消火用ポンプで、同じく江戸時代にオランダから輸入したものを模倣して明治時代に造られたもののようですが。
江戸時代、(東区の)牛田山の清水谷から(中区の)縮景園へ延々と竹樋を通して飲料水を引いたことがあるという竹樋に繋がるであろう木管をみて足を止めた処に、竜吐水という表示された水鉄砲型の展示物もあったのです。
竹で竹樋(竹管)を造ることを思えば、木で木樋(木管)が造られていたという考えが広がるのが普通なのでしょうが、硬直したわたしはそこまで想像を広げることができ無かったのですが、この水道資料館でみた木管でそうか、樽を作る技術を考えてみれば、木管(木樋)を作る技術があるのもうなずけるのですが。
また、似島自然の家でみた(辞書1でいう)消火ポンプみたのですが、それよりも簡易な水鉄砲式の消火ポンプがあったのだとわたしの間抜けさを考えながら見学しましたので、いまになりましたが頁を編集しました。
15.01.29.裕・記編集

12.02.18.撮影
広島市東区牛田新町1-8-1  (広島市水道資料館展示資料)

12.02.18.撮影

12.02.18.撮影
大きい木管は、本実(ほんざね)加工しているようです。小さいのは相決り(あいじゃくり)加工しているようです

12.02.18.撮影
竜吐水  明治中期  寄贈:水野工業所

12.02.18.撮影
「竜吐水」と説明板がありますが、デカイ水鉄砲だな〜と思いました



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  (展示)木管、竜吐水


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