加藤重高作:広島市立中央図書館・陶壁画

  中区基町の広島市立中央図書館内壁に設置されている加藤重高作「陶壁画」です。
*題はあるのでしょうが、わたしにはわかりませんので、ご教授よろしくお願いいたします。
広島市立中央図書館は、1931(昭和6)年「広島市立浅野図書館」として開館し、1974(昭和49)年10月に現在地に移転開館しました。その時2階(と云ってもメインの)ホールロビー壁を飾ったのが(制作年から)この作品だったようです。
加藤重高 (かとう しげたか:1927-2013)
愛知県瀬戸市生れ。父は加藤唐九郎(1898-1985)。瀬戸窯学校卒業。
初期はオブジェなどを制作、のち表現方法を転換「刻文方壷」で1966年日展特選受賞。1967年日本陶磁協会賞受章。日本現代工芸展現代工芸賞、朝日陶芸知事賞など受章賞。1971年以後個展をとおして作品発表を行う。
ここ(広島市立)中央図書館の(南北両)入口に行くのに階段を上る設計ですので2階にあたる廊下壁(ホールロビーにと云える場所)を飾る陶板壁画です。
いままで何となくみて通り過ぎていましたが、広島ぶらり散歩「野外彫刻など」編を編集していますので、2011年になりましたが作者はと思ったのです。陶板壁画の下側をみていると南側に「1974 重高」と焼かれた陶板をみました。帰宅後陶芸家、重高とNET検索し、年代的にも加藤重高で間違いないだろうと思いました。
父にあたる・加藤唐九郎の陶板壁画が1985(昭和60)年とこの作品の後年にあたりますが、広島県民文化センターの1階ロビーを飾っていることから加藤重高である事であろうと思いました。
12.01.11裕・記編集

10.04.18.撮影
広島市中区基町3-13  (広島市立中央図書館)

10.04.18.撮影

10.04.18.撮影



「野外彫刻など」編



広島ぶらり散歩へ
加藤唐九郎作:陶壁画「潮 音」
加藤重高作:中央図書館陶壁画


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