原爆ドームの壁の調査(2013年)

  中区大手町の平和記念公園の「原爆ドームの壁の調査(2013年)」についてこの頁で取り上げました。
原爆ドームの壁の調査を行っています。
広島市では原爆ドームの耐震対策を検討するため、補修材の充填状況など壁の耐震調査(平成25年5月13日から7月26日予定まで)をしており、この調査に必要な足場を7月下旬まで設置しています。

                                       広島市都市整備局緑地化推進部公園整備課          
   関連頁:原爆ドーム上部補強工事(平成27年度) この調査を基に後日上部補強工事になっています。
今(2013)回の調査は、昨(2012)年コンピュータ解析(下記:広島市の公開資料を抜粋したものです)で地震の応力が集中すると思われる部分の壁をコアーで抜き取り調査するために行われたそうです。
目的 原爆ドームにおいて想定される地震時の動的な挙動について、振動応答解析を行い、構造上の弱点を定量的に把握することを目的としています。
業務工期 平成24年1月19日〜平成24年10月31日
調査内容
(主な調査)  
コンピュータを用いた、3次元有限要素解析プログラムによって原爆ドームの数理モデルを作成し、想定される大型地震について、振動応答解析を行いました。 入力する地震動は、中地震1波・大地震2波の計3波とし、それぞれの面内剪断応力と垂直応力を算定し、応力の集中する部分を調査しました。
大地震 震度6弱 広島市で想定される最大規模地震(2001年芸予地震の地震波を7倍に拡幅)
調査結果
基づく対応
解析の結果、原爆ドームに地震の揺れを与えた時に、(A)〜(D)部分に応力が集中する可能性が高いことがわかりました。(下画像に書込んでいます)
今回の解析結果を確認するために、応力の集中が想定される箇所について、コア抜き等調査工事を行い、実際の壁の耐力、エポキシ樹脂の注入状況を確認し、必要があれば補強案を作成します。
今(2013年1月「原爆ドーム構造解析の結果について」広島市が記者会見を開いたということで、上記の「原爆ドーム構造解析の結果」という公開資料のことを知りました。
5月13日立ち寄ったときに「原爆ドームの壁の調査」という看板で、足場が組まれて調査されることを知りました。
6月、7月と撮影しました。7月18日のときは調査足場が解体されていましたので、予定工期である7月26日までで終わることがわかりました。
  13.08.25.裕記編集

13.05.13.撮影
広島市中区大手町1-10  原爆ドーム北側に設置の調査看板

13.05.13.撮影

13.05.13.撮影
5月13日には、調査工事の看板が設置されていただけで調査用足場はまだでした

13.06.17.撮影
6月17日は、調査用足場が組み立てられていました

13.06.17.撮影
北側の足場は通路に近いから(落下物防止用の)メッシュシートが貼ってありました

13.06.17.撮影

13.06.17.撮影
南側の足場は通路から離れているからかメッシュシートは貼っていません

13.07.18.撮影
7月18日北側の足場は解体されており、南側の足場の解体作業が行われていました



「原爆ドーム」編 広島ぶらり散歩


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