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中区加古町の本川堤防上に建立されている「地磁氣測量・碑」です。 |
正面: |
地磁氣測量 |
側面: |
明治二十(1887)年七月 廣島 |
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地磁気(ちじき) |
地球が大きな磁石としての性質をもつこと。また、それによって生ずる磁場。
磁針が地球の南北を指すのは地磁気の存在による。偏角・伏角・水平分力の三要素があります。
一定不変ではなく、周期的にまた不規則に変化しています。地球磁気。 |
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昔々「地学」は、理工系必須であったのに何も思い出せないのです。
地磁気の言葉は知っていましたが、余にも無知なのでチト調べました。間違いがあるかもしれませんが、この石碑の頁を編集、5W1Hでレポート形式で頁にしました。
広島地方気象台の歴史を調べていると広島県庁内に(当時県立の)広島測候所があったことがわかりました。 |
When |
東京帝国大学のお雇い外国人教師ノット(C.G. Knott)の提案で、明治20(1887)年6月から10月にかけて日本全国地磁気測量が実施されたそうで、石碑の年月に一致します。 |
Where |
この地が(明治11年以来)旧廣島縣庁附近であったからでしょう。
明治12(1879)年1月1日〜明治25(1892)年12月2日県庁内に広島県立広島測候所が設置されていた事に関係があると思います。 |
Who |
田中舘愛橘(たなかだてあいきつ:1856-1952)が、南西日本と朝鮮半島の31ヶ所で観測を行った。 |
What |
地磁気を |
Why |
地震と地磁気変動との関係を科学的に明らかにしようとした?※ |
How |
田中舘式電磁方位計とキュー型伏角計を用いて地磁気を測定。 |
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1.全国の地磁気分布と永年変化の把握
全国の磁気図の作成や地形図などの磁針方位(偏角)を修正しています。
2.他の地磁気観測の基準となる値の提供
地磁気の連続観測などを行い、全国における任意の場所の偏角値などを提供しています。
3.地震及び火山噴火等による地殻変動に伴う地磁気変化の検出
地磁気の観測から地殻変動やマグマの動きなどを監視しています。
4.GPS、水準、重力等の観測との総合解析により、地震及び火山噴火等のメカニズムの解明。
いろいろな観測と合わせて地殻内部の構造解明に利用しています。 |
資料は国土交通省国土地理院測地部の資料を参考にしました |
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「広島県職員原爆犠牲者慰霊碑」を2001年9月撮影に来て以来何度かこの地を訪れていますが、(慰霊碑の後ろ側すぐ)根際に設置されている「地磁氣測量」碑のことに(わたしは)気がつかなかったのです。
2005年7月16日交流ウォーク時に教えていただき雑草の中でしたが撮影しました。頁を編集するので、7月28日再度撮影に行った時は、広島県職員原爆犠牲者慰霊碑の周りも含めて草刈がされてこの碑も根元まで見ることができました。 |
2015年久しぶりに撮影しましたので、この頁を見直し再編集しました。 |
15.06.22.再編集 05.08.02裕・記編集 |