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東広島市河内町中河内の竹乗天命堂薬局前に建立されている「河内駅前道路用地寄附・碑」です。
※竹乗氏が宅地36坪を寄付した(記念)碑です。 |
正面: |
竹乗氏寄附 宅地三十六坪也
大正二年駅前道路新設ニ付キ |
36坪≒119.01 ㎡
大正2年=1913年 |
側面: |
駅構内立賣営業出願 竹乗氏推ス 河内町 |
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側面: |
大正五年二月建之 |
大正5年=1916年 |
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河内駅は、1894(明治27)年6月10日山陽鉄道により三原駅~広島駅間が開通した時に開業しました。 |
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1889(明治22)年4月1日市町村制施行時(下河内村+中河内村+上河内村+河戸村=)大河村発足。
1924(大正13)年4月1日(豊田郡)大河村が改称、町制施行して(豊田郡)河内町が発足。 |
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※側面に彫られた「河内町」は後年彫られたものでしょう。
∵この碑が建立された大正5(1926)年には河内町ではなく大河村だったからです。 |
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2012年にここ河内駅で降車し駅前付近の街並みをぶらり散歩した時には、ここで取り上げた石柱に気が付かなっかたのです。今(2017年)回河内駅付近からも愛称・広島スカイアーチがみえるのではないかと撮影していた時に、横をみた時“竹乗天命堂薬局”前に建立されているこの碑をみて近づき撮影しました。
碑文の竹乗氏というのはこの家の祖父か曾祖父かなと思いながら撮影しました。
側面をみると、(戦前は急行列車も止まる駅であったそうで)駅構内での駅弁などの立売営業には相当の利益が見込まれたことでしょう。そのような営業が竹乗氏に認められたことがわかりますが、この碑の建立者は河内町ではないことが上記の理由からわかります(ので)。 |
17.09.18.裕・記編集 |