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安佐南区八木に創建されている「龍華寺」です。 |
龍華寺は、阿武山(あぶさん:標高586.4m)の中腹にあり、1948(昭和23)年地元出身の岩本妙栄上人により創建された日蓮宗の寺院で阿武山の観音信仰の一つです。
境内にはお稲荷さんが祭られており、岡山市高松稲荷(日蓮宗・最上稲荷山妙教寺)の分身を勧請したのが始まりといわれています。 お寺の中に「滝」があり、龍が目の病気を治したという「御霊水」が湧き出ているため、この二つをあわせて「お滝さん」と呼ばれているそうです。 |
*資料は安佐南区区政振興課発行「あさみなみ散策マップ:八木ルートなどを参照しました |
八木3丁目に「蛇王池の碑」(南無妙法蓮華経・蛇王池大蛇靈發菩薩心妙塔)が建立されており、その碑によると香川勝雄が大蛇(龍)を退治した後に盲目となり、困った勝雄が近くにある湧き出た泉で目を洗うと目が見えるようになったことから、眼病に効く霊験あらたかな水として、知られるようになりました。それがここ龍華寺にあり「御奇良功霊水」と呼ばれているそうです。
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2010年にも安佐南区区政振興課発行「あさみなみ散策マップ:八木ルート」を参考にこの地区を散策したのです。
それは、2008年JR梅林駅近くの“蛇王池の碑”を訪ねた時にここ龍華寺に「御霊水」があることを知ったのです。いつか龍華寺を訪ねてみなくてはと思っていたからでもあったのです。 |
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2014年8月19日深夜から20日未明にかけて(広島市で)局地的な豪雨で、安佐南区八木地区でも複数の土砂崩れが起き多くの方々(74人の方々、その内でこのお寺の下の八木ヶ丘団地で10人の方々)を飲み込んでしまいました。
(国土交通省)国土地理院が「平成26年8月豪雨による被害状況に関する情報」を公開し、その中に8月20日(水)撮影のここ八木4丁目附近の斜め写真も公開しています。
龍華寺(RC造)と思われる建物(1階部分は土砂中か)の周りは土砂で覆われ(わたしが2010年に撮影した整備されていた)境内は見る影もないようです。 |
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2014年10月4日TVローカルニュースをみていると、ここ龍華寺(疋田英順住職)で遺族や地元住民約40人が参列して四十九日合同法要が催された処を映し出していました。RC造3階建のお寺は、2階まで流木や土砂が押し寄せたというような内容でしたので追記しました。 |
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編集していると思っていた龍華寺の頁でしたが、広島ぶらり散歩「神社・寺院」一覧をみると編集していない事がわかりました。お寺の被害を憶測することはわたしの本意ではありませんが、2014年いまになりましたが、この頁を編集しました。
今回の土砂災害で亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、被災された方々の再建を願うばかりです。(わずかな義援金でしかお役に立てていないわたしが云うのは恐縮するばかりですが)。この頁を編集しました。 |
14.10.05追記 14.08.27.裕・記編集 |