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廿日市市宮島町の厳島神社境内に架けられている「内侍橋」です。 |
内侍橋の屋根勾配は廻廊のものより強く、高欄は平桁と貫だけで土台がない、柱や桁などには面が取ってあります。
昔はこの橋を内侍※が渡って、神饌をお供えしていたので、内侍橋と名付けられたそうです。
左右内侍橋:各桁行一間、梁間一間、切妻造、檜皮葺。
(本殿拝殿への両側(東西)に一橋づつあります。) |
※解説資料は、広島県教育委員会の資料などを参考にしました |
内侍(ないし) |
3) |
安芸国厳島神社に仕える巫女(みこ)。 |
1) |
)律令制で、内侍司の職員である尚侍(ないしのかみ)・典侍(ないしのすけ)・掌侍(ないしのじよう)の総称。
本来は天皇の日常生活に供奉(ぐぶ)する女官であるが、平安中期には、妃・夫人・嬪(ひん)ら天皇の「妾」に代わる存在となり、また、単に内侍といえば、掌侍をさし、その筆頭者を勾当(こうとうの)内侍と呼ぶようになる。 |
2) |
斎宮寮の女官の一。他に女別当・宣旨(せんじ)が知られる。 |
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資料をみていると、この内侍橋、本殿(附左右内侍橋)として記述があり、1952(昭和27)年3月29日国宝に指定されていました。
いままで、撮影していなかったなと、2008年初詣のときに撮影しました、右内侍橋の根際には(仮設で)古い破魔矢などを入れる箱が取り付けられていました。 |
18.10.30.更新 08.01.05裕・記編集 |