圓鍔勝三作品: 紫式部像

  尾道市御調町大字高尾の圓鍔記念公園に建立されている圓鍔勝三作「紫式部像」です。
紫式部(むらさきしきぶ)像  
1986(昭和61)年 ブロンズ金箔塗り
平安時代の女性文学者・紫式部が、父の藤原為時の赴任先である越前(現在の福井県武生市)で多感な娘時代を過ごした頃の京を偲ぶ姿が現されています。
彫刻では初めて平安時代の女性像が表現されました。
紫式部 (むらさきしきぶ:973頃-1014頃)
平安中期の女流作家・歌人。藤原為時の女(むすめ)。はじめ藤式部と呼ばれる。藤原宣孝と結婚、大弐三位を生むがまもなく夫と死別。その後、源氏物語の執筆を始める。
才媛のほまれ高く、一条天皇中宮彰子(上東門院)に仕え、「白氏文集」を進講。藤原道長や藤原公任らとの交流もあった。ほかに「紫式部日記」「紫式部集」などの著がある。
遠くから女性像だとわかりましたが、紫式部ということは近づいてわかりました、ポチャッとした美人像やはりうりざね顔?というのでしょうね。
05.01.26裕・編集

05.01.15撮影
広島県尾道市御調町大字高尾220番地 圓鍔記念公園

05.01.15撮影

05.01.15撮影

05.01.15撮影

05.01.15撮影
(ふじわらのためとき)
藤原為時:
(生没年不詳)
平安時代中期の歌人・漢学者。紫式部・藤原惟規(のぶのり)の父。
菅原文時の門下で学ぶ。花山朝には外戚藤原義懐の知遇を得て式部丞・蔵人となり、一条朝には左少弁となったが、それを除くと受領階層として相応な官途を歩む。最高位は正五位下。長和五(1016)年に出家した。和歌・漢詩ともに才能には定評があり、『本朝麗藻』などに作品が残る。
(だいにのさんみ)
大弐三位:
(生没年未詳)
平安中期の女流歌人。本名、賢子。藤原宣孝女。母は紫式部。大宰大弐高階成章の妻。
上東門院に仕え、越後弁と称される。後冷泉天皇の乳母で、天皇即位後は従三位典侍となる。勅撰集に三七首入集。家集「大弐三位集」。
(いちじょうてんのう)
一条天皇:
(980-1011)
第66代天皇(在位 986-1011)。名は懐仁(やすひと)。
円融天皇の第一皇子。在位中は藤原氏の最盛期。



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