鈴木たかし作:linear cycle

  中区新天地のアリスガーデンに展示されている野外彫刻「linear cycle」です。
作者は、鈴木たかし。
*  広島市都市活性化局・推進委員会発行『広島中心部 街歩きマップ』の中に彫刻などの作品として(アリスガーデンの)cycleの紹介があったのです。
お好み村前のこのアリスガーデンにオブジェがあったかな〜と思ったのですが、この作品の横の公衆便所を過去何度も利用していたというのに気にさえしていませんでした。
2006年撮影しこの頁を編集しました。
また、大きさは違いますが、並木通りの(オブジェ)サーキュレーションと何処となく感じがにているな〜と思ったのですが、上記のマップには作者に関する記述がなかったのです。
*  「市民と市政2010年11.15号」に『まちなかアート探訪』なる特集記事が掲載されており、その中の都心を彩るとういうことでこの「cycle」の作者が鈴木たかしと紹介されておりました。そして作品名が「linear cycle(リニア サイクル))と紹介してありました。
なお、この作品は1994(平成6)年市街地再開発事業にあわせて設置されたそうです。
2010年になりましたが、作者を追記し、作品名を訂正しました。
また、並木通りのサーキュレーションと作風が似ているわけです、同じ作者だったからです。
鈴木たかし(1948-  )
広島市生まれ。 1973〜1977年デニスラスダン建築事務所(英国)勤務後、1978〜1982年チェルシー・スクール・オブ・アートで学ぶ。2005(平成17)年近畿大学工学部非常勤講師(造形学)。
1975(昭和50)年エドマンド・ブランデン詩碑コンペ一等入賞(レリーフは圓鍔勝三作)
(linear)
リニア:
(形)1 直線状の。2 ((限定))長さの, 一次元の;線で表される。
    3 線からなる[を使った];〈美術作品が〉線的な。4 線形の;糸状の, 細長い
(cycle)
サイクル:
1)あるものの状態が一定の変化を経過した後、再び元の状態に戻ること。周期。循環過程。
2)振動数または周波数の単位の慣用呼称。(現在はヘルツ [hertz]と SI 単位になっている)
2015年お好み村に建立の新天地地蔵尊などこの付近の原爆関連の慰霊碑を訪ねた時、この野外彫刻も撮影していました。2016年に今になりましたが、掲載画像も見直しこの頁を再編集しました。画像を編集しながら、どの角度から見ても(直線的ですが)ハート型を意識した作品かなと思ったりしました。
藝術にも疎いわたしの“ハート型を意識した作品かな”との見方に作者・鈴木さんより2018年12月次のような作品コンセプトについてメールをいただきましたので追記します。
『この「linear cycle」作品は、宇宙の曼荼羅を表現した彫刻で、それは上から見ないとわかりません、ですから土台は宇宙を表す楕円形にしました。
現在(作品下の)花壇が僕に何の連絡もなくパルコによって追加されたそうですが、作品が宙に浮くイメージを本当に壊しています。
また、作品を夜は6個の照明でライトアップして作品が宙に浮いた様にするのがオリジナルなのですがそれもなぜか現在消されてます。』
ということでした。
作品を上からみた1994年撮影右画像は、作者・鈴木さんより提供して頂き掲載許可を得て掲載しました。
18.12.09.更新  16.04.18.再編集  07.01.26裕・記編集

06.11.10.撮影
広島市中区新天地8  広島市西新天地公共広場(アリスガーデン)

06.10.23.撮影

06.10.23.撮影

15.04.09..撮影

15.04.09..撮影
作品の後ろ側(1945年8月6日、移動演劇さくら隊の寮で9名の方々が原爆の犠牲になった処です)
2006年ヤマダ電機が入ったビルでしたが、2015年撮影した時はドン・キホーテが入っていました

15.04.09..撮影



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