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安芸郡府中町茂陰に創建されている「馬乗石山・久蔵寺」です。
※2015年(被爆70年)訪ねた時には新本堂が建っていました。 |
久蔵寺は、浄土真宗本願寺派のお寺で1946(昭和21)年創建された新しいお寺です。
〔創建時は、浄土真宗系の単立寺院でしたが、2006年浄土真宗本願寺派に転入〕
藤川製鋼所初代社長藤川長市氏が父親の名「久蔵」をとって命名されたそうです。
建立されたこの地は、被爆して収容された社員や動員学徒、女子挺身隊の方々の遺体を荼毘に付したということで、供養塔が被爆翌(昭和21)年に建立され、同(1946)年12月6日に落慶法要が営まれたそうです。 |
藤川製鋼所は、第2次世界大戦中軍需工場として軍艦のスクリューなどを製造していたそうで、工場は広島市大州にありここ府中町にも社有地があり丘陵地に横穴を掘り製造機械を疎開させ作業をしていたそうです。
当時学徒動員の松本商業の生徒や女子挺身隊員を含め600人ほどが働いていたそうです。
1945(昭和20)年8月6日は府中工場は代休だったが、従業員、動員学徒、女子挺身隊員ら120名が国民義勇隊として県庁附近・水主町の建物疎開作業に出動して全員が原爆の犠牲になられ亡くなったそうです。 |
わたしは、資料で供養塔のことを知り2006年に訪ねたときに、この久蔵寺の由来も知ったのです。 |
2015年(被爆70年、藤川製作鋼所(原爆死没者)供養塔を訪ねた時に墓苑が広くなり新しい本堂が建てられたことを知り、撮影していました。2018年のいまになりましたが、画像などを加えこの頁を更新しました。
久蔵寺由来石碑が建てられていました。内容は上記と大きな相違はないようでしたが、建立日の記載がないので、新本堂の落成日は(わたしには)わかりませんでした。 |
18.07.14.更新 07.01.14裕・記編集 |