2013(平成25)年 「平和への誓い」

  広島市作成の式典式次第(パンフレット)の中に、この「平和への誓い」が掲載してありますから、(わたしは)式典前に読んでおいて、子ども代表が語りかけているときにまたパンフレットに目を落とすのです。
今(2013)年のこども代表による「平和への誓い」の中に、『・・・平和とは、安心して生活できること。・・・』と云っていました。
現在、(日本人は)福島第一原発事故を経験し、2年経ったいまも汚染水の処理ひとつを取り上げても事故収束の見通しさえ立っていないのに、目先の経済発展を求め?原発再稼動を急ごうとしているようにおもえて仕方ありません。これは「安心して生活できること。」とは違っているようにわたしは思います。
こども代表の平和の誓いの言葉からもいまの日本の大人たちは多くを考える必要があるのではないのでしょうか? 安倍首相も出席しており、こども代表のこの「平和の誓い」を聞いたでしょうから。
13.08.07.裕・記編集

13.08.06.裕撮影
こども代表、 竹内君と 中森さん
 今でも、逃げていくときに見た光景をはっきり覚えている。
当時3歳だった祖母の言葉に驚き、怖くなりました。
「行ってきます」と出かけた家族、「ただいま」と当たり前に帰ってくることを信じていた。でも帰ってこなかった。
それを聞いたとき、涙が出て、震えが止まりませんでした。

68年前の今日、わたしたちのまち広島は、原子爆弾によって破壊されました。
体に傷を負うだけでなく、心までも深く傷つけ、消えることなく、多くの人々を苦しめています。

今、わたしたちはその広島に生きています。原爆を生き抜き、命のバトンをつないで。
命とともに、つなぎたいものがあります。
だから、あの日から目をそむけません。
もっと、知りたいのです。被爆の事実を、被爆者の思いを。
もっと、伝えたいのです。世界の人々に、未来に。

平和とは、安心して生活できること。
平和とは、一人一人が輝いていること。
平和とは、みんなが幸せを感じること。

平和は、わたしたち自らがつくりだすものです。
そのために、友達や家族など、身近にいる人に感謝の気持ちを伝えます。
多くの人と話し合う中で、いろいろな考えがあることを学びます。
スポーツや音楽など、自分の得意なことを通して世界の人々と交流します。

方法は違っていてもいいのです。
大切なのは、わたしたち一人一人の行動なのです。
さあ、一緒に平和をつくりましょう。
大切なバトンをつなぐために。
平成25(2013)年8月6日     こども代表
広島市立吉島東小学校6年・竹内駿治(しゅんじ)
広島市立口田小学校6年・中森柚子(ゆず)
通称平和記念式典で配付されているパンフレットより転記しました



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