広青年教育センターの蘇鉄

 (現在は)呉市広古新開の広市民センターに移植されている「(広青年教育センターの)蘇鉄」です。
※以前の建物の名称・広青年教育センターを冠していますが、現在は広市民センターへと改築・改称されています。
呉市指定文化財第29号  広青年教育センターのソテツ      昭和47(1972)年3月31日指定
この蘇鉄は、以前には広長浜の専徳寺の境内にあったものです。
専徳寺の創建は室町時代中期(約500年前)で寺の庭にあった雌雄一対のソテツの雄です。明治42(1909)年広村公会堂(現在の広小学校南側)が建設されたとき、この雄株を記念樹として前庭に移植、昭和44(1969)年には広青年教育センターが開所した際に再移植され、駐車場整備のため位置が動かされました。
呉市域のソテツとしては、根回り高さともに約3m、根元近くで枝分かれし、東西南北に5mも枝を広げています。約500年ほどの歳月を重ねた大木を、3度移植したにもかかわらず、樹勢のおう盛な点や、移植の史実もはっきりしていることから、(呉市の)天然記念物としての価値が大変高いソテツです。
ソテツはソテツ科の常緑裸子植物で、樹の幹に葉の跡が螺旋状に残っており、ほぼ1年に1列ずつ新葉が出るので、これを数えてもおおよその樹齢がわかります。
JR広駅で降り広公園(呉市総合体育館前)で「頼山陽文学碑」などをみて国道185号線をJR新広駅の方へぶらりぶらりと歩き、広市民センターの建物だなと思ったときに見えたのが石碑と、その少し先にここで取り上げたソテツがみえましたした。“呉市の文化財”というweb siteでこのソテツの画像をみていましたのでこれだなと近づき見ました。
もう少し前(季節的)に訪れていたら雄花をみることができたのでしょうが、既に新葉が出てきていました。
ソテツは広島市内で被爆したソテツもみてきていました。そしてわが家では鉢で育てていますが、なかなか大きくならない植物だと思っていますので、このソテツは大きな~と思いました。
17.05.09.裕・記編集

17.06.17.撮影
広島県呉市広古新開2-1-3 広市民センター

17.06.17.撮影

17.06.17.撮影

17.06.17.撮影

17.06.17.撮影

17.06.17.撮影



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