旧広島港湾事務所(ディテール)
  南区宇品海岸に建てられている「旧広島港湾事務所のディテール」を取り上げました。
旧広島港湾事務所(もともとは広島水上警察署だった)は、木造2階建、延べ床面積約360u。1993(平成5)年広島市の被爆建物に登録されました。
欧州ルネッサンス様式を日本的に消化しているといわれている公共建築物のひとつです.。
2003年に頁を編集した広島港湾事務所(建設当時:広島水上警察署。被爆当時:宇品警察署)だったのです。
2005年、約2年ぶりにみた旧広島港湾事務所です。
宇品波止場公園から西へ歩いて行きながら見えてきた建物、前回見たときに比べ痛んできたのではないかと思ったのです。
東側壁は傷みが激しく応急手当てなのでしょう、鉄板で覆われています。
2003年にはあった正面破風板の一枚が2005年には取れて無くなっています。
2014年新聞報道で、『外観のみにとどめて見学できるように補修する』とありましたので、被爆70年の21015年には広島県は外観補修しているのではと立ち寄ってみました。
2015年撮影画像を見ていただくとわかるように外観補修はなされていませんでした。ただ、建物周りをネットフェンスが設置されていましたが。
17.06.16.更新  06.01.23裕・記編集

03.07.21.撮影
広島市南区宇品海岸2-23-53

05.12.17.撮影
南面(海側)、東面を見る

03.07.21撮影
南面(正面)、西側を見る (爆心地方向)

05.12.17.撮影
玄関上の屋根部分はアーチ型を採用せずに切妻破風にしています。(破風板が一枚取れていますネ) 

05.12.17.撮影

05.12.17.撮影
玄関庇は柱頭飾りをもつ角柱で支えられています 玄関扉の押し板、握り棒

05.12.17.撮影
基礎立ち上がり部分は石造り、床下換気口はアーチ型

10.12.18.撮影
裏面(北側)東面をみました 

10.12.18.撮影

10.12.18.撮影
木製窓(枠)は朽ちていき)ベニヤ板で応急手当てがされています

15.09.12.撮影
被爆70年外観の補修が施されたかと見に行きましたが手つかずでした

15.09.12.撮影

15.09.12.撮影
建物周りにネットフェンスが設置されています(以前は車止めポールにチェーンでしたが)

15.09.12.撮影
無くなっていた破風板の補修がされていました。窓はベニヤ板で塞がれました

15.09.12.撮影
玄関横の漆喰壁がはがれてきて下地がみえるようになってきました    (ネットフェンスが邪魔するようになりました)

15.09.12.撮影

15.09.12.撮影

15.09.12.撮影
正面(北側)、西側にもネットフェンスが設置されています

15.09.12.撮影
裏側(南面)、東面の窓はほとんどベニヤ板で塞がれました(2010年にはまだ窓ガラスがみえていたのですが)



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