ほうぞうびく
法蔵比丘 |
法蔵に同じ
阿弥陀如来がまだ仏になっておらず、世自在王仏のもとで修行していたときの名。 |
しゅじょう
衆生 |
心をもつすべての存在。苦のある世界である三界を輪廻(りんね)する。「人々」という意味で使われることが多い。時として、仏・菩薩をも含めることがある。 |
ごくらくじょうど
極楽浄土 |
阿弥陀仏のいる世界。
西方十万億土の彼方にあり、まったく苦しみのない理想郷で、今も阿弥陀仏が法を説いているとされる。阿弥陀仏を信じ、ひたすら念仏を唱えると、死後ここに迎えられるという。 |
しょうもん
声聞 |
〔仏の説法を聞く者の意〕元来は、仏在世の弟子のこと。
仏の四諦※の教えに従って修行し、聖者となる仏弟子。のちに大乗仏教の立場からは、個人的な解脱※を目的とする者とみなされ、小乗の徒とされる。 |
えんがく
縁覚 |
仏の教えによらず、ひとりで悟りをひらき、それを他人に説こうとしない聖者。
声聞とともに二乗といい、小乗の修行者とする。辟支仏(びやくしぶつ)。 |
したい
四諦 |
四つの真理の意。苦諦・集諦(じつたい)・滅諦・道諦の総称。
十二縁起と並ぶ仏教の根本教理。四聖諦(ししようたい)。 |
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くたい
苦諦 |
煩悩(ぼんのう:人間の身心の苦しみを生みだす精神のはたらき)をもつ者の世界に起こることは皆苦であるということ。 |
じつたい
集諦 |
苦が、さまざまな悪因を集起させたことによって現れたもの。 |
めったい
滅諦 |
苦の滅ぼされた涅槃(ねはん:あらゆる煩悩が消滅し、苦しみを離れた安らぎの境地)の世界が理想の世界であるという真理。 |
どうたい
道諦 |
悟りに至るには、正しい修行によらねばならぬということ。 |
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げだつ
解脱 |
煩悩の束縛から解放されて、安らかで自由な悟りの境地に達すること。 |