龍善寺
  安芸区上瀬野に創建されている「八世以山(やせいざん)龍善寺」です。
龍善寺は浄土真宗大谷派のお寺です。
治安2(1022)年の仲夏、天台の僧空心律師奇瑞により八世以山の麓(現在の薬師の地)に本堂を建立、薬師如来(現存)を安置して伊福寺と号す。
それより十二世圓了(えんりょう)法師まで天台宗、延文3(1356)年に十三世無染恵達和尚、天台を改め禅宗とし、二十世心成和尚まで続く。享禄元(1528)年禅僧了空禅師二十一世を継職。
天文15(1546)年濁世の凡夫の救われる道は他力易往(いおう)しかないと、禅宗を改め浄土真宗に帰し、天文17(1548)年8月参詣者の便を思い、仏閣を荒谷山の西麓、河の北 中須賀に移す。
寛永元(1624)年二十三世快存法師、東高路(ひがしこうじ:現在地)に寺を再興。
寛永2(1625)年伊福寺を改め、寺号を八世以山龍善寺とす。
寛延3(1750)年11月事情があって、他の十六ヶ寺と共に東本願寺に転派す。
現在の本堂は明治13(1880)年1月から明治16(1883)年3月まで三十一世雷震の時に再建。
経堂は大正10(1921)年三十二世大巌(だいがん)の時に建立。
鐘楼並に梵鐘は昭和30(1955)年5月三十三世純孝の時建立。
また本堂並に諸堂修復は昭和55(1980)年7月から昭和56(1981)年4月まで三十四世大観の時に成る。これらすべてその時の門信徒の深い仏恩報謝の懇志により成ったものです。
当山所蔵の「絹本著色弥勒菩薩画像」(室町中期)「御成敗式目写本」(室町末期)の2点が広島市重要文化財に指定されています。
平成4(1992)年2月 八世以山龍善寺第三十四世住職 釈大観
資料をみていると平山神社の忠魂碑と同じ日に建立された戰役記念碑があるというので訪ねたのです。
縁起板を読むと古くからのお寺でした。
また大きなイチョウがあるお寺だな〜とおもったら保存樹に指定されていました。
 06.07.22裕・記編集
   関連頁:平山神社

06.05.04.撮影
広島市安芸区上瀬野2-6-11

06.05.04.撮影
真宗大谷派八世以山龍善寺  山門

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本堂

06.05.04.撮影

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鐘楼 鬼瓦碑  経堂 本堂再建功労者碑

06.05.04.撮影

06.05.04.撮影
戰役記念碑 広島市指定保存樹・イチョウ



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龍善寺
(境内に建立)戰役記念碑
(境内の)広島市指定保存樹
龍善寺その他の碑
龍善寺の礎石(油御用所臼石使用)
(お寺根際)水準点(1658)


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