3he （広島の）桜の標本木(2021年以降)

（縮景園）桜の標本木-2021年代替わりしました-

　中区上幟町の縮景園に設置されている「桜(そめいよしの)の標本木」です。
※この頁では、2021年からの標本木を取り上げました。2021年以前の標本木は別頁を見てください。

＊2021年2月ラジオを聴いていると標本木が新しい桜の木に変わったと報道していました。
　 (今までの男子便所横の標本木〔主〕は老齢で引退したようでした。)
※新しい標本木は〔主〕1本、〔副〕2本と変わっています-下位置図-。
※2021年3月11日15：00広島の桜が開花したと広島地方気象台が発表したとラジオで聞きました。
※今年、全国で一番早い開花宣言だそうです。
　〔昨年より11日早く、平年では16日早い開花だそうです。〕 3月11日追記

※

-桜（そめいよしの）の開花とは-

あらかじめ「標本木」に指定されたサクラを（気象台複数職員が）観察して調べる。
この「桜の標本木」は各都道府県にあるそうです。他に“梅など”も標本木があります。
1)毎年続けて観察できるように気象台から近い処であること。　
2)周辺の環境が変わりにくい処などの条件を満たす場所にあります。
現在：広島県では気象台から≒400ｍ離れた縮景園内にある三本が決められています。
　※1934（昭和9）年～1987（昭和62）年までは広島地方気象台は江波山にありました。

＊	2007年からは、5～6輪咲いたことを確認できたら開花宣言を出すことになっているそうです。
＊	2021年に現在の標本木に代替わりし、〔主〕一本。〔副〕二本になっています。「植物季節観測用標本木　そめいよしの　広島地方気象台」という標識が設置されています。

2002（平成14）年新聞報道で桜の開花の条件を上記のように知ったのです。
2007年ラジオを聴いていると、標本木に五、六輪咲いたことを確認したら桜の開花宣言をするということだと云っていました。
数年前までは標本木に数輪咲いたら開花とアバウトなことだったのを数輪とは何輪を指すのかとのマスコミの詰問？で五、六輪と答えてしまったことでいまは五、六輪咲いたことを確認したら桜の開花宣言をするということになったそうです。

(2021年からの)桜の標本木位置図

入場券売場でいただいた“そめいよしの標本木”位置図

　　　　染井吉野（そめいよしの）とは

サクラの一種。オオシマザクラとエドヒガンとの雑種。
木の生長が早く、各地で栽植される。寿命は短い。春、葉に先立って開花し、花は淡紅色五弁。萼がく・花柄・葉などに軟毛が多い。
幕末の頃、江戸染井の植木屋から売り出されたのでこの名がある。吉野桜。

＊	日本では明治の中頃からサクラの中で圧倒的に多く植えられた品種であり、今日では、メディアなどで「桜が開花した」というときの「桜」はソメイヨシノ（の中の、気象台が定めるなどした特定の株）を意味するなど、現代の観賞用のサクラの代表種。

2021年コロナ禍の中、ラジオで新しい標本木になった事を知ったからすぐすぐに撮影に行こうとならない老人のわたしです。
2月18日広島赤十字病院での定期検診（不要不急での外出自粛には当たらないとの事）でしたので、検診前の広島駅から濃厚接触を避けるため歩いて縮景園に立寄ったのです。
入場時ボランティアガイドの方がいたら標本木の位置を聞こうと思っていたのでしたが、居られなかったので、入場券売場で尋ねると、上に掲載した位置図をいただきました。（尋ねる人が多いのでしょう）時間的にもコロナ的にもいちいち対応はできないからでしょう、位置図をコピーして渡すようにしているようでした。
この位置図で、迷うことなく撮影できましたので、この頁を編集しました。云わずもがなですが、桜の開花宣言にはまだまだで、前日に雪が降ったので所々に少しばかり残っていました。

　21.02.22.裕・記編集

「植物季節観察用標本木そめいよしの」〔主〕