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中区中島町の平和記念公園に建立されているこの“原爆死没者慰霊碑”です。
※広島市は、原爆死没者慰霊碑の碑文「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」の趣旨を正確に伝える為に1983(昭和58)年11月3日、日本語・英語の説明版を設置していました。
※2008(平成20)年8月その説明板は新しく8ヶ国語の説明板に増設されましたので、新しい説明板を取りあげました。 |
旧(日本語)説明板には
「この碑は 昭和20(1945)年8月6日 世界最初の原子爆弾によって壊滅した広島市を平和都市として再建することを念願して設立したものである
碑文はすべての人びとが原爆犠牲者の冥福を祈り戦争という過ちを再び繰り返さないことを誓う言葉である。過去の悲しみに耐え憎しみを乗り越えて全人類の共存と繁栄を願い真の世界平和の実現を祈念するヒロシマの心がここに刻まれている
中央の石室には 原爆死没者名簿が納められており この碑はまた 原爆死没者慰霊碑とも呼ばれている」 |
と記されています。今回の増設でも説明文自体は(以前のままで)変わっていません※。 |
※以前の説明板には原爆慰霊碑となっていましたが、今回は標題の(原爆死没者慰霊碑)と同じになりました。 |
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原爆死没者慰霊碑前の平和の池に、8カ国語で碑文に込められた思いなどを記した説明板が、(増設)設置されました。
これまで英語と日本語の説明板がありましたが、G8下院議長会議が(2008年)9月2日に広島市であるため、多言語の説明板が設置されたました。G8各国の使用言語である英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、イタリア語、日本語の他、観光客の多い中国語とハングルの計8カ国語です。
説明板は縦60cm、横90cmの強化ガラスに、白字で印字されており、水の中から文字が浮かび上がるように広島市立大芸術学部の吉田幸弘准教授がデザインしたそうです。
説明板を原爆死没者慰霊碑前の池の底左右に設置する作業は8月29日に完了したそうです。 |
08.09.04撮影 |
8ヵ国語の説明板に(2008年8月末に)増設されました |
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TV・新聞などの報道で知り、(2008年)9月4日に行ってみました。
最近は韓国や中国からの観光客が多く訪れるようになったと(日本人かなと思っても韓国語、中国語が飛び交うことにもたびたび出くわして)感じていましたので説明板の増設は喜ばしいものと思っています。しかし、いままでの日本語の説明板に比べて老人性白内障のせいか見にくく(読みにくく)なったように、わたしは思いました。 |
08.09.06裕・記編集 |