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香川県丸亀市一番丁の丸亀城「石垣」をこの頁で取り上げました。 |
(丸亀城)石垣の美
一般に見返り坂と呼ばれるこの坂は、新緑の頃は楓の若葉が、秋は紅葉が楽しい。
右手頭上に三の丸の高石垣が美しさと堅固さを誇ってそそり立っています。石垣の上端で垂直に立ち、徐々に緩やかな曲線を描き、遂に土に埋れる優美な姿は、丸亀城壁の美しさです。この石垣の高さは約22mあって、本丸まで三段の高さは40mに近く、この城壁に丸亀城の風格を偲ぶことが出来ます。 |
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石垣は、主に築城技術が最も発達した山崎氏のときに築かれました。
城内には野面積みされた石垣や打ち込みハギや切り込みハギを用いた石垣が見られます。また、石垣には「△」や「田」など刻印のある石や石の表面をノミで加工した痕跡が残るものや石を割った矢穴の跡があるものが見られます。 |
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のづらづみ
野面積 |
自然石を積み上げたものです。水はけがよく崩れにくいが急勾配には積むことができません。
東南の山麓にあり延長80mの石垣は生駒氏時代のものと云われ、内濠北側の土塀下の石垣も野面積みとなっているそうです。 |
打ち込み接ぎ |
石をある程度加工して積み上げるもので、隙間には間詰石を詰めています。急勾配に積むことが出来ます。
丸亀城の大部分の石垣がこの打ち込みハギの石垣です。 |
切り込み接ぎ |
石を加工して隙間なく積み上げたもので、大手門や城の入口や大事な処にみせるために築かれています。
大手枡形や栃の木御門(旧大手)の石垣など重要なところに用いられています。
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*接ぎ(ハギ)とは「つなぎ合わせる」という意味です。 |
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ここ丸亀城には「石垣の美」という説明板が設置されていました。
石垣の種類については(広島の)饒津神社に設置されている説明板で少しばかり勉強していましたので、ここ丸亀城の石垣を(わたしは興味深く)みましたのでこの頁を編集しました。。 |
14.01.18.裕・記編集 |