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三次市小田幸町の“みよし風土記の丘”に保存・整備されている「七ツ塚第9号古墳」です。 |
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七ツ塚第9号古墳は、丘陵の最も高い所(標高≒249m)から北西にやや下った緩やかな斜面に築かれた(ので左右対称になっていません)。全長29.5m(推定)の前方後円墳で、前方部を西に向けています。
前方部は、長さ11.3m、幅16.0m、高さ2.3m(北側)1m(南側)。後円部は直径21m、高さ4.5m(北側)、2m(南側)。くぶれ部は幅10.5mです。 |
この古墳は、発掘調査が行われていないため、埋葬施設や墳丘の構造などについては不明ですが、墳丘から埴輪の破片が見つかっており。5世紀後半〜6世紀前半ごろに造られたものと考えられています。 |
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ぜんぽう
こうえんふん
前方後円墳 |
円形の墳丘に方形の墳丘を付設した古墳。平面形は円形と方形とから鍵穴形を呈する。
古くは後円部のみに死者を葬ったが、のちには前方部にも葬った。
車塚。瓢塚(ひさごづか)。 |
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広島県立歴史民俗資料館の“常設展示室・みよし風土記の丘学習コーナー”にここで取り上げた円墳である「七ツ塚第9号古墳」の模型と説明板があり事前にみていましたので、風土記の丘でも観てみたいと思っていました。 |
ここ七ツ塚古墳群の中で一番高い所に造られた第15号古墳から少し坂道(管理道)を下ったところにここで取り上げた第9号古墳をみました。
横側からみても前方後円墳ということがわかりましたが、高い所からみるとまさしくとい形態でした。 |
12.06.20.裕・記編集 |