菊田真奈作「Senbazuru

  中区袋町の旧日本銀行広島支店で開催された“どこ×デザ”で展示された菊田真奈作「Senbazuru」です。
※2021年2月20日〜3月7日まで展示8作品のうちの1作品です。
16mmフィルムで撮影された映像と多数の折り紙で構成される作品。
映像では、折り鶴が折られ、そして平らに広げられ、また同じ紙で折り鶴を折る行為が繰り返される。折り紙には太陽光にさらされると青い色に変わる感光性溶液がコーティングされ、紙の表面に折り鶴の痕跡が浮かび上がる。
菊田 真奈 (Kikuta Mana:34才)
広島県廿日市市出身。日本大学芸術学部写真学科卒。2015年フランス国立メディア・アート学校卒。
2009年卒業作品日本大学芸術学部長賞受賞。「ゲンビどこでも企画×ゲンビ『広島ブランド』デザインスペシャル公募2020」入選。
作品題が千羽鶴というのに、数えれば363羽しかない。
題に反する作品だなと思いながら撮影しました。
帰宅後、菊田真奈さんのことをNET検索していると『旧日本銀行広島支店での展示では、1,000枚の内363枚が展示されました。』とあったのです。ゲンビ担当者が展示スペースが確保できないから363羽の鶴の展示にしてくれとお願いしたのか?なと思ってしまいました。
千羽の鶴と363羽の鶴では、その量(数)でも圧倒するであろう作品だった筈だから
1000羽を展示する作品展示でなくてはならない作品だと(わたしは)思わずにはおられませんでした。
この作品は『平和を壊すのも人間。そして平和を作るのも人間。また,平和を願い鶴を折るのも人間です。本当に戦争の悲惨さなどを伝えるときに同じものを伝えることができるのかという疑問と平和への祈りはどこかに残ってほしいという希望を込めて、鶴を折る、平らにする、また鶴折るという作業を繰返した作品』だそうです。
広島生まれの作者しが表現できない完成された作品ではなく(まだまだ発展途上の)作品だったのではと(老人の生意気な感想ではあるのですが)そのようなことを想いながらこの頁を編集しました。
 21.03.15.裕・記編集

2103.04.撮影
広島市中区袋町5-21 旧日本銀行広島支店

2103.04.撮影
(11段×33列=363鶴) 

2103.04.撮影

2103.04.撮影

2103.04.撮影

2103.04.撮影
千羽の数がないのでその補助用作品としてコラボできたのでは?

2103.04.撮影
(諏訪葵作「仕切りを解かすための触媒」と思って撮影しましたが)
1000羽を映し出す事で、諏訪作品とコラボできたのでは?

2103.04.撮影



野外彫刻など」編



広島ぶらり散歩へ
どこ×デザ
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