神社仏閣関連神仏編豆知識詳細

  神社仏閣に関連する神様、仏様を辞書を引いて調べたものをまとめたのがこの頁です。
神様、仏様に関連する神社仏閣を意識しながらぶらり散歩されてはという発想からの頁ですが、この頁自体はまだまだ不十分な頁ですので、ご自身で調べて、現代のわたしたちにつながる日本の伝承を考えられたらと思いはあるのですが、知らない事だらけで恥をかいているわたしなのですのでお許しください。
11.09.30メンテ  07.05.23更新   04.08.18裕・再編集
あまてらすおおみかみ
天照大神
あまてるかみ
天照神
おおひるめのみこと
大日尊
おおひるめのむち
大日貴
記紀神話の最高神・女神。神体は八咫鏡(やたのかがみ)。伊弉諾・伊弉冉二神の子という。
皇室の祖神として伊勢の皇大神宮(内宮)に主神としてまつられる。天空を照らす偉大なる神という意から、太陽神ともされている。この神は、伊弉諾尊が筑紫の阿波岐(あわぎ)原で禊祓をしたとき、その左目から生まれ、高天原を統治。
弟・素戔嗚尊の乱暴に天岩戸にこもり国中が暗闇になったという神話や孫の瓊瓊杵命を葦原中国に降臨させた神話などが知られる。
関連頁 切幡神社   伊勢神宮絵馬  日御碕神社絵馬
あめのひなとりのみこと
あめのひなどりのみこと
天夷鳥命
たけひなとりのみこと
武夷鳥命
天穂日命の子。古事記では建比良鳥命(たけひらとりのみこと)
武日照命(たけひでりのみこと)。地方を平定した神とみられ、出雲国造(いずものくにのみやつこ)など7氏の祖。
関連頁 防府天満宮
あまのほひのみこと
天穂日命

天菩比命(古事記)
記紀神話の神。天照大神の子。天孫降臨に先立って葦原の中つ国に遣わされた。出雲国造(いずものくにのみやつこ)の祖神。
天照大神と素戔嗚尊が誓約をした際に生まれた五男神の一神。葦原中国に高天原から派遣されたが復命せず、のちに大国主神の祭主を命じられたという。出雲氏土師氏らの祖先神。

関連頁 防府天満宮
あめのみなかぬしのかみ
天之御中主神
(古事記)
天御中主尊
宇宙の根源神、高天原の主宰神となった神である。
天地のはじめに高天原に高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)、神皇産霊尊(かみむすびのみこと)とともに出現した神。この三神を造化三神という。
関連頁 出雲大社絵馬
いざなきのみこと
伊弉諾尊
伊邪那岐命
(古事記)
記紀神話で国生みをした男神。 天照大神・月読尊・素戔嗚尊の父。
伊弉冉尊とともに天の浮橋に立ち、天の瓊矛で海水をかきまわして馭慮(おのごろ)島をつくり、天降(あまくだ)って婚姻し国土と多くの神々を生んだ。伊弉冉尊を追って黄泉の国にいくが、禁忌をやぶったため伊弉冉尊と争いになる、わかれて地上にもどり、筑紫(つくし)の阿波岐原(あわきはら)でをすると、目や鼻から天照大神らが生まれたという。  
火の神を生んで絶命した
関連頁 鶴羽根神社
いざなみのみこと
伊弉冉尊
伊邪那美命
(古事記)
よもつおおかみ
黄泉大神
記紀神話で、伊弉諾尊とともに国生みをした女神。
火の神・軻遇突智(かぐつち)を生んだとき、火傷をして死に、黄泉国にいき、追いかけてきた伊弉諾尊が「自分をみない」という約束をまもれなかったため争いになってわかれ、人間の死をつかさどる神になったという。

関連頁 鶴羽根神社  切幡神社   黄金山神社の絵馬を見る
いちがみ
市神
市場の守護をする神。
祭神は市杵島姫命が多く、事代主命・大国主命・恵比須・大黒などもまつられる。神体は円形・卵形などの自然石で、神社の境内などにあるが、本来は市の開かれる場所の路傍にまつられていたものと思われる。いちのかみ。

関連頁
いちきしまひめのみこと
市杵島姫命
市寸島比売命
(古事記)
記紀神話の神。宗像三女神の一。天照大神と素戔嗚尊の誓のとき生まれた。神に斎く島の女性の意味をもつ。
(のち、弁才天と同一視されまた市神としてまつられることも多い。そうです)
関連頁 厳島神社  廣瀬神社  比治山神社
いなり
稲荷
1)五穀をつかさどる倉稲魂神(うかのみたまのかみ)をまつった神社。また、総本社の伏見稲荷のこと。
2)倉稲魂神の別名御食津神(みけつかみ)を三狐神(みけつかみ)と結びつけて。また、キツネを稲荷神の使いとする俗信と結びつけてキツネの異名。

関連頁 (新天地)紅桃花稲荷大明神
神社本庁の資料によると
お稲荷さまをおまつりする神社は全国で約19,800社あります。 稲荷神社は宇迦之御魂神(倉稲魂神とも書く)を主祭神として、お祀りされています。宇迦之御魂神の「うか」は、古くは食物、特に稲霊(いなだま)を意味した言葉です。稲霊を倉の棚にまつったところから倉の字が使われました。稲荷の語源はイネナリ(稲成)という意味で、稲の生成化育する様を表しています。また神さまが稲を荷なわれたことから稲荷の字をあてたともいわれています。』とあります。
いわながひめのみこと
岩長姫命
磐長姫
石長比売命
記紀神話の女神。
父・大山祇神が姉・岩長姫と妹・木花之開耶姫を天孫・瓊瓊杵尊に奉ったが、尊は美女の木花之開耶姫をお妃にして、醜い岩長姫を嫌い親元へ戻したそのため天皇家の寿命が花のように短いという話がある。

関連頁

(井口)大歳神社

うがのみたまのみこと
倉稲魂命
うかのみたまのかみ
宇迦之御魂神

稲魂
記紀神話の男神。稲の穀霊を神としてあがめたもの。のち、五穀、食物を司る神とされた。
「日本書紀」では伊弉諾尊と伊弉冉尊の子。 「古事記」では須佐之男命と神大市日売(かみおおいちひめ)の子とされ宇迦之御魂神とかく。 
◇伊勢神宮外宮の祭神、豊宇気姫命の別名。また、稲荷信仰の祭神。うけのみたま。後世「うが」と濁音〕

関連頁 空鞘稲生神社  金光稲荷神社
うけもちのかみ
宇気母智神
保食神
記紀神話の女神。伊弉諾と伊弉冉の二神の御子で、五穀の主宰神。
大宜都比売神(おおげつひめのかみ)ともいう。

関連頁 空鞘稲生神社  十軒屋稲生神社 05.07.02裕追記
うぶすながみ
産土神
生まれた土地を守護する神。近世以降、氏神・鎮守の神と同一視されるようになった。うぶすな。うぶがみ。うぶすなのかみ。
※神社本庁の資料によると
産土さまとは本来、私たちが生まれた土地の神さま(地縁的な神)をいい、氏神さまは、もともとは一族が共同でお祀りする神さま(血縁的な神)のことをいいました。また、鎮守さまとは、一定の土地に住む人々や建物を守護する神さまのことを指しました。
 今日では、産土さまも氏神さまも鎮守さまも、地域の人々の暮らしをお守り下さる神さまとして、同様に考えられています。このような神さまに対して、私たちは産子(うぶこ)・氏子(うじこ)と呼ばれています。
』とあります。
関連頁 比治山神社
うましあしかびひこぢのみこと
宇麻志葦茅比古遅命
宇麻志阿斯訶備比古遅神
別天神(ことあまつかみ)の五神の一柱。
宇麻志ウマシは広義には美しさ・善いものを表現する言葉で阿斯訶備アシカビは葦の芽、比古ヒコは男の名で彦と同じ、遅ヂは父や舅などのチで接尾語すなわち『盛んな勢いで萌え立ちのぼる力」という意味の神名である。

関連頁

(井口)大歳神社

うわつつのおのみこと
上筒男命
上筒之男命
表筒男命
記紀神話の男神黄泉の国から帰った伊邪那岐神が禊祓いをしたおりに化生した神々の一神。
黄泉の国の汚穢(おえ)を日向の橘の小門(おど)で禊祓いをしたおり水底で漱いだ時に底筒之男命が、中ほどで漱いだ時に中筒之男命が、水の上で漱いだ時に上筒之男命が化生した

関連頁 (草津南)住吉神社
えびすじん
恵比須神
(夷、蛭子)
生業を守護し福利をもたらす神として、わが国の民間信仰のなかで広く受け入れられている神霊。
語源はさだかではないが、夷、つまり異郷人に由来すると考えられ、来訪神、漂着神的性格が濃厚に観念されている。現在一般にえびすの神体と考えられている烏帽子をかぶりタイと釣り竿を担いだ神像によってもうかがえるように、元来は漁民の間で、より広範に信仰されていたものが、しだいに商人や農民の間にも受容されたと考えられる。
※神社本庁の資料によると
蛭子神・事代主神および総称の恵比須神などを主な御祭神とする神社は、全国に約1,500社を数えます。
えびす神は日本の蛭子神(ひるこのかみ)または事代主神(ことしろぬしのかみ)とする二説があります。
神話によれば蛭子神は、伊邪那岐・伊邪那美二神の最初の御子といわれます。 一方、事代主神は、大国主神の御子神といわれ、父神とともに天照大御神のご子孫にこの日本の国を譲られたといわれます。島根県美保関町鎮座の美保(みほ)神社は、事代主神の神話に因んだ数々の神事を伝えていることで知られています。
』とあります。
関連頁 (胡町)胡子神社  (榎町)恵比寿神社   富岡八幡宮  浅草神社
おおくにぬしのかみ
大国主神

おおくにぬしのみこと
大国主命

おおなむちのかみ
大己貴神(日本書紀)
古事記に記された出雲神話の主神。父は天之冬衣神(あめのふゆきぬのかみ)素戔嗚尊(すさのおのみこと)の子孫。
少彦名神(すくなびこなのかみ)らとともに、国土を造って経営し、皇室の祖先に国を譲った。
(後世、大黒天と混同され福の神とされる)。出雲大社の祭神。
八千矛神(やちほこのかみ)。大穴牟遅神(おおあなむちのかみ)。葦原醜男(あしはらのしこお)。

関連頁 比治山神社  (稲荷町)稲生神社  (平塚町)琴比良神社    出雲大社の絵馬を見る
おおわたつみのかみ
大綿津見神
記紀神話の海の神。伊邪那岐命、伊邪那美命二神の御子。海を司る神、すなわち海洋の支配神(海の神三神)の一柱。綿は海(わた)、津見は司るの古語で、つまり大海を司る神を意味する。
海の神三神=大綿津見神、速秋津日子神、速秋津比売神
関連頁 碇神社  (草津東)龍宮神社
おおとしのかみ
大年神
素戔嗚尊の子。母は神大市比売(かみおおいちひめ)命。伊怒比売(いのひめ)神らを妻にして、大国御魂神(おおくにみたまのかみ)、韓神(からのかみ)らを生んだ。
穀物の守護神、すなわち稲の稔りの神とされる。特に西日本では大歳神社・大歳様として祠に祀られているのを多くみかける。

関連頁 (高須)大歳神社
おおはたぬしのかみ
大幡主神(命)
別名を大若子命(おおわくごのみこと)。
伝承上の伊勢神宮の初代大神主。天日別命の子孫。度会(わたらい)氏の先祖神。
倭姫命(やまとひめのみこと)が天照大神を伊勢神宮にしずめまつったとき、南伊勢の豪族として協力したため、神国造(かみのくにのみやつこ)と神宮の大神主に任じられた。
関連頁 櫛田神社
おおまがつひのかみ
大禍津日神
記紀神話の男神。災いを司る神。
死の国から現世へ戻った伊邪那岐神は、死の穢(けがれ)を祓うために橘小門(たちばなのおど)の阿波岐(あはぎ)原で禊をしたおり、中瀬(ながつせ)に降りて流れに潜って漱ぐがれた。その時生まれた神が、八十(やそ)禍津日神と大禍津日神の二神で、洗い落とされた死の穢(汚垢・あか)から生まれた神である。

関連頁 平和の像「若葉」
おおものぬしのかみ
大物主神
記紀神話の神。古事記では、神武妃、伊須気余理比売(いすけよりひめ)の父とされる。大国主神の和魂(にぎたま)ともされるが、元来は別神。
大和(奈良県)の三輪山に鎮座する神で、大神(おおみわ)神社の祭神。国津神(くにつかみ)の代表的存在で、国譲り後たくさんの国津神をひきいて皇孫をまもったなど、おおくの説話をもつ。蛇の姿をしており、農業の守護神でもある。
関連頁 金毘羅宮の絵馬を見る
おおやまつみのかみ
大山祇神
大山津見神

わたしのおおかみ
和多志大神
記紀神話の山の支配神。伊弉諾と伊弉冉の二神の御子。名義は「偉大な山の神霊」
(野の神・鹿屋野比売神と分担して)、土・霧・谷・峠の神を産んだという、すなわち、天之狭土神と国之狭土神、天之狭霧神と国之狭霧神、天之闇戸神と国之闇戸神、天之惑子神と国之惑子神の八神。
また磐長姫(いわながひめ)と木花之開耶姫(このはなのさくやびめ)の父と伝える。

関連頁

(井口)大歳神社

おおやまくいのかみ
大山咋命
やますえのおおぬしのかみ
山末之大主神
記紀神話の男神。賀茂氏神系の神々の一柱。日枝神社・松尾神社の祭神として祀られる。
大歳神の子。神名は「偉大な山の境界の棒」。賀茂縁起に丹塗矢(にぬりのや)に化して玉依姫と結婚し賀茂別雷(わけいかずち)命を産んだところから、鳴鏑(なりかぶら)神の別名もある。

関連頁
おきつひこのかみ 
奥津日子神
記紀神話の男神・竈の守護神。大年神の御子で生母は天知迦流美豆比売(あめしるかるみづひめ)
神名は、竈(カマド)は家の奥の方に在ることに由来するという。

関連頁 竃神社  切幡神社
おきつひめのかみ
奥津比売神
記紀神話の女神・竈の守護神。大戸比売神(おおべひめのかみ)ともいう。
※奥津は竈の下の余燼をオキまたはオキ火ということから生まれたとおもわれる。
※大戸(おおべ)の戸(へ)は、竈をヘッツイというその‘ヘ’とおもわれる。

関連頁 竃神社 
おきながたらしひめのみこと
息長帯比売命
神功皇后のこと
記紀所伝の仲哀天皇の皇后。父は気長宿禰王、気長足姫(息長帯比売)(おきながたらしひめ)の漢風諡号。
「日本書紀」によれば、天皇の熊襲征討にしたがい筑紫におもむいたが、天皇の急死。翌年みずから兵を引き、新羅に出陣百済、高句麗を帰服させた。、凱旋ののち筑紫の地で応神天皇を出産、69年間摂政をつとめたという。「播磨風土記」などでは大帯姫(おおたらしひめ)とも。

関連頁 鶴羽根神社  邇保姫神社  矢口神社   宮地嶽神社
かなやまひこのかみ
金山毘古神

かなやまひめのかみ
金山毘賣神
火之迦具土神を生んで陰部に火傷をし苦しんでいた伊邪那美命が嘔吐した時に、その嘔吐物に生じたのが、金山毘古神と金山毘売神であった。嘔吐物が鉱石を火で溶かした時の状態によく似ていたそうです。『古事記』
関連頁 黄金山神社の絵馬を見る
かむやまといわれひこのみこと
神倭伊波禮彦命
かむやまといわれびこのみこと
神日本磐余彦尊
神武天皇のこと。
記紀に第1代と伝える天皇。神武という名は8世紀後半に贈られた中国風の諡号(しごう)である。
『日本書紀』によれば、国風諡号は神日本磐余彦尊
(かんやまといわれひこのみこと)
高天原から南九州の日向に降った瓊瓊杵尊
(ににぎのみこと)の曽孫で、鵜葺草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)の第4子、母は海神の女(むすめ)玉依姫(たまよりひめ)
45歳のとき、船軍を率いて日向を出発し、難波に上陸して大和に向かおうとしたが、土地の豪族軍に妨げられ(東征)、紀伊半島を迂回して熊野から大和に入り、日向出発以来、6年目(『古事記』では16年以上かかる)で大和平定に成功し、辛酉
(かのととり)の年元旦、畝火(うねび)(橿原市の地)の橿原宮で初代の天皇の位につき、始馭天下之天皇(はつくにしらすすめらみこと)と讃えられた(大和平定)。
関連頁 廣瀬神社
きちじょうてん
吉祥天
仏教の福徳の女神。「きっしょうてん」とも読む。
サンスクリット語シュリーマハーデービーの訳。功徳天ともいう。ヒンドゥー教のラクシュミー(別名シュリー。吉祥の意)が仏教に取り入れられたもので、ヒンドゥー神話においてはビシュヌ神の妃であり、「大海から生まれたもの」の異名をもち、愛欲神カーマの母である。仏教では毘沙門天の妃とされる。
日本では古代に、彼女を本尊として福徳を祈願する吉祥天女法(てんにょほう)が大極殿(だいごくでん)や国分寺で行われたが、後世には、彼女への信仰は庶民的な福徳の神、弁才天の人気の陰に隠れたようである。薬師寺の画像や浄瑠璃寺の彫像が有名で、左手に如意宝珠(にょいほうしゅ)をのせている。
関連頁 二葉山山麓七福神巡り  明星院七福神  西郷寺七福神
きびつひこのみこと
吉備津彦命
おおきびつひこのみこと
大吉備津日子命
ひこいさせりびこのみこと
比古伊佐勢理毘古命
記紀神話の男神。第七代孝霊天皇の皇子。(3人目の夫人)意富夜麻登玖邇阿礼比売命おおやまとくにあれひめのみことの第三子、古事記では比古伊佐勢理毘古命。日本書紀には彦五十狭芹命ひこいそさせりのみこと、またの名を吉備津彦命とある。
第十代崇神すじん天皇の御代に異母兄弟・若日子建わかひこたけ吉備津日子命とともに四道将軍のひとりとなり吉備国で地方政治にあたったとされる。
関連頁 吉備津神社  吉備津彦神社  鯉喰神社
くくのちのかみ
久々能智神
くぐのちのかみ
久久能智神
記紀神話の男神。古事記で、木の神として伊邪那岐と伊邪那美の二神より生まれたとある。
久久は草木の立ち長る状態を表し茎のことで、智は男性を表す接尾語である。

関連頁 切幡神社 05.07.02裕追記
くしなだひめ
櫛名田姫
くしいなだひめのみこと
櫛稲田姫命
古事記』櫛名田比売、『日本書紀』奇稲田媛。素戔嗚神の妃神>
>※自らの暴挙の為に高天原から出雲国肥の河上に天降った素戔嗚神(=須佐之男命)は、八俣大蛇への人身御供にされかけていた奇稲田姫と出会う。そこで奇稲田姫を妻に召すことを条件に姫を助けることになり、櫛の姿に変え髪にさし、濃い酒を醸造し盛った酒船を8隻用意し、八俣大蛇が酒で酔ったところをずたずたに斬り殺した。こうして八俣大蛇を退治した後に、須佐之男命は奇稲田姫と共に住むべき宮殿を須賀に造営した。
神名の意味は、奇は美称、稲田と合わせると美田、豊饒を意味するそうです。
関連頁 八坂神社絵馬
くにのとこたちのかみ
国之常立神
くにとこたちのみこと
国常立尊
国底立尊
記紀神話の男神。宇宙が誕生し、国土がまだ混沌としてどろどろの状態のときに登場し、泥土を凝集させて生命力(神霊)が宿る大地を形成したとされる神。
※神名の国は天に対する地の意味で、浮脂の如く漂う中に残って地となったものの神格化で、国土の限りを知ろしめす神。
関連頁 厳島神社  切幡神社  
こうじん
荒神
竈(かまど)・牛馬の守護神。荒神は三宝(さんぽう)荒神ともいい、屋外に屋敷神・同族神・部落神として祀る地荒神、牛馬の守護神としての荒神に大別される。民俗信仰の神の一つ。
関連頁 竃神社
ことしろぬしのかみ
事代主神
記紀神話で、大国主命{=大己貴神(おおあなむちのかみ)}の子とされる託宣の神。国譲りの時、父神に国土の献上を勧める。のち、皇室の守護神。
※事代主神が釣好きであることから、大鯛を小脇に抱いた福神の恵比須神に擬せられてもいる。
関連頁 (胡町)胡子神社   (横川)胡子神社   (仁保新町)胡子神社
こんごうりきし
金剛力士
金剛杵をとって仏法を守護する天神。忿怒(ふんぬ)の相をなす。金剛神。執金剛神。金剛密迹。仁王。密迹金剛。密迹力士。金剛手。
関連頁
さるたびこ
猿田彦
記紀神話の神。天孫降臨に際して、その道案内をした。容貌魁偉(かいい)で、鼻は高く、身長は七尺余。後世、庚申(こうしん)信仰や道祖神などとも結びついた。伊勢の猿田彦神社の祭神。「さるだひこ」「さるたひこ」
関連頁 (比治山)山王神社
しおつちのおじ
塩土老翁
記紀神話の神。海幸彦から借りた釣り針を失って困っていた山幸彦に、海神の宮へ行くことを教え、また神武東征の際、東方に天業(あまつひつぎ)を営む好地のあることを教えた。塩椎神(しおつちのかみ)。
関連頁 鹽竃神社の絵馬を見る
しちふくじん
七福神
福徳の神として、七難を除き、七福を与える神々として信仰されている七神の組合せ。
「七福とは、一般には下記の福神といわれいます
寿命(=寿老神)
有福(=大黒天)
人望(=恵比須神)
清廉(=布袋)
威光(=毘沙門)
愛敬(=弁財天)
大量(=福禄寿)
「七難とは、一般には日月の難、星宿の難、火災の難、水害の難、風害の難、早魃の難、戦乱盗賊の難といわれています」
中世商人社会で福徳施与の神として流行的に信仰され、近世以後にも及んだ。
七福神は瑞祥(ずいしょう)の象徴として絵画・彫刻の好題材となり、またその影像を家に飾って拝礼し、
あるいは七福神詣でや初夢の宝船などの信仰習俗を広く生じ、一方、七福神舞などの芸能もできて現在まで伝わっている

関連頁 深川七福神   浅草名所七福神
しゅうこんごうじん
執金剛神
〔「しっこんごうじん」とも〕武装忿怒(ふんぬ)の形をし、手に金剛杵(しよ)を持つ護法神。二神一対で仏の左右、または寺の山門の両側に置かれる。仁王。執金剛。持金剛。金剛神。金剛力士。密迹金剛。執金剛夜叉。
関連頁 長性院仁王像
すくなひこなのみこと
少彦名命
記紀にみえる神。「古事記}では少名毘古那神(すくなびこなのかみ)
常世(とこよ)の国からおとずれるちいさな神。大国主神と協力して国作りをしたという。「風土記」や「万葉集」にもみえる。穀霊、酒造りの神、医薬の神、温泉の神として信仰される。
「日本書記」では高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)の子。「古事記」では神産巣日神(かみむすびのかみ)の子。

関連頁 穴神社
すくなひこのかみ
少名毘古神
日本神話の神。古事記では神産巣日神(かむむすひのかみ)の子、日本書紀では高皇産霊尊(たかひむすひのみこと)の子。体の小さい神で、大国主神と協力して国づくりを行い、のち、常世国(とこよのくに)に帰った。医薬の神とされる。少彦名命(すくなびこなのみこと)。すくなひこなのかみ。
関連頁 比治山神社
すさのおのみこと
素戔嗚尊
素盞嗚尊
須佐之男命
記紀神話で出雲系神統の祖とされる神。伊弉諾・伊弉冉の子。天照大神、月読命の弟。
粗野な性格から天の石屋戸の事件を起こしたため根の国に追放されたが、途中、出雲国で八岐大蛇を退治して奇稲田姫(くしなだひめ)を救い、大蛇の尾から天叢雲剣を得て天照大神に献じた。新羅に渡って金・銀・木材を持ち帰り、また植林を伝えたともいわれる。「出雲国風土記」では温和な農耕神とされる
関連頁 切幡神社    八坂神社日御碕神社の絵馬を見る
たけはやすさのおのみこ
建速須佐之男命
素盞嗚尊のこと
関連頁 比治山神社
けつみこのおおかみ
家都御子大神
素盞嗚尊(すさのおのみこと)の別名だと言われる家津御子神(けつみこのかみ
関連頁 新庄之宮神社
すせりびめのみこと
須勢理比売命
須勢理毘売命
素盞嗚尊の娘で、大国主命の正妻となった。
素盞嗚尊が大国主命に対して課した、蛇の室(むろ)、呉公(むかで)・蜂の室などの試練を助けて素盞嗚尊から生大刀(きだち)・生弓矢・天詔琴(あめののりごと)を得て、夫神とともに葦原の中つ国に帰り、八十神(やそがみ)の平定・国造りに協力したと伝えられている
関連頁 (備中國)總社宮
すみのえのかみ
住吉神
底筒男命(そこつつのおのみこと)・
中筒男命(なかつつのおのみこと)・
表筒男命(うわつつのおのみこと)
の総称。
海上の守護神、外交の神、和歌の神とされる。住吉神社の祭神。すみよしのかみ。
※神社本庁の資料によると
住吉さまをおまつりする神社は全国で約2,000社あります。』とあります。
関連頁 (草津南)住吉神社
ぞうかさんしん
造化三神
古事記では、まだ天地も定まらない混沌として時に最初に現れた神は
天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)であった。そしてその次に現れたのが
高御産巣日神(たかみむすびのかみ)と
神産巣日神(かみむすびのかみ)で、この三神を一般に造化三神と言っている
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)、神皇産霊尊(かみむすびのみこと)

関連頁
そこつつのおのみこと
底筒男命
底筒之男命
記紀神話の男神黄泉の国から帰った伊邪那岐神が禊祓いをしたおりに化生した神々の一神。
黄泉の国の汚穢(おえ)を日向の橘の小門(おど)で禊祓いをしたおり水底で漱いだ時に底筒之男命が、中ほどで漱いだ時に中筒之男命が、水の上で漱いだ時に上筒之男命が化生した

関連頁 (草津南)住吉神社
だいしょうかんぎてん
大聖歓喜天
大聖歓喜自在天の略
仏教守護神の一。もとはヒンズー教の神であったがのち仏教に帰依。
人身象頭で、二天が抱擁しあう像が多い。除災・富貴・夫婦和合・子宝の功徳ある神として民間信仰が盛ん。聖天。

関連頁 龍蔵院
たかみむすひのみこと
高皇産霊尊
たかみむすひのかみ
高御産巣日神
たかぎのかみ
高木神
日本神話の神。
特に古事記では、天之御中主神(あまのみなかぬしのかみ)・神産巣日神(かみむすひのかみ)とともに高天原に成った造化三神として冒頭に登場し、天照大神とともに天上界を主導する。
天照大神の形象される以前の皇室の祖先神ともいわれる。

関連頁 (備中國)總社宮
たきりびめのみこと
多紀理売命
田霧姫命
記紀神話の神。宗像三女神の一柱。天照大神と素戔嗚尊との誓約(うけい)の際生まれた。
田心姫命(たごりひめのみこと)。
関連頁 厳島神社  廣瀬神社
たぎつひめのみこと
多岐都比売命
湍津姫命
記紀神話の神。宗像三女神の一柱。天照大神と素戔嗚尊との誓約(うけい)の際生まれた。大国主神の妻。
関連頁 厳島神社  廣瀬神社
たけみかづちのかみ
武甕槌神
建御雷神
記紀・祝詞(のりと)などに見える神。
天照大神の命により出雲国に降り、大国主神に国譲りをさせた神。神武東征の協力神でもある。雷神・剣神・武神の神格をもつ。鹿島の神。

関連頁 鹽竃神社絵馬
たまよりびめ
玉依姫
(1)記紀神話で、綿津見神の次女。姉の豊玉姫命の子草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)の妻として神武天皇などを生んだ。
(2)風土記に見える神。賀茂健角身命(かもたけつぬみのみこと)と伊古夜日売(いかこやひめ)との娘。丹塗矢(にぬりや)となって通った火雷神(ほのいかずちのかみ)との間に、賀茂別雷命(かもわけいかずちのみこと)を生んだ。

関連頁 筥崎宮
たらしなかつひこのみこと
帯中津日子命

足仲彦尊
仲哀天皇のこと。
記紀の所伝で、第14代天皇。足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)の漢風諡号。日本武尊(やまとたけるのみこと)の第二王子。皇后は気長足姫(おきながたらしひめ)(神功皇后)。熊襲(くまそ)征討におもむき筑前橿日宮(かしひのみや)で没したという。
関連頁 鶴羽根神社  邇保姫神社  矢口神社
ちんじゅ
鎮守
土着の神をしずめて、国・城・寺院・村落などを守護する神。
近世以降、氏神・産土神・地主神などと同一視し、各村落の神社をさすようになった。

※神社本庁の資料によると
鎮守さまとは、一定の土地に住む人々や建物を守護する神さまのことを指しました。
また産土さまとは本来、私たちが生まれた土地の神さま(地縁的な神)をいい、氏神さまは、もともとは一族が共同でお祀りする神さま(血縁的な神)のことをいいました。今日では、産土さまも氏神さまも鎮守さまも、地域の人々の暮らしをお守り下さる神さまとして、同様に考えられています。このような神さまに対して、私たちは産子(うぶこ)・氏子(うじこ)と呼ばれています。
』とあります。

関連頁 江田島八幡宮絵馬
つきよみのみこと
月読尊
月夜見尊
月弓尊
記紀にみえる神。古事記では月読命とかく。「つくよみのみこと」ともよむ。『農耕・暦(一年)の守護神』
天照大神、素戔嗚尊とともに伊弉諾・伊弉冉の子。
父神に夜の食国(おすくに)の支配を命ぜられる。滄海原(あおうなばら)を統治する神とされる。農事にかかわる神と考えられる。

※月読とは月を数えるという意味で、暦に関係がある。暦とは日読(かよみ)ということからでたことばである。
関連頁
てんまんてんじん
天満天神
菅原道真の霊を神格化した呼称。また、それをまつる神社。天満大自在天神。
※神社本庁の資料によると
天神さまをおまつりする神社は全国で約10.300社あります。』とあります。
関連頁 太宰府天満宮  防府天満宮  尾長天満宮   三篠神社
八幡三神 帯中津日子命(たらしなかつひこのみこと、仲哀天皇)  
品陀和氣命(ほんだわけのみこと、応神天皇)
息長帯日賣命(おきながたらひめのみこと、神功皇后)

関連頁 鶴羽根神社
とようけのおおかみ
豊受大神
とようけびめのかみ
豊宇気毘売神

とよゆうけのかみ
豊由宇気神
食物の神。記紀神話では伊弉諾尊の孫、和久産巣日神(わくむすびのかみ)の娘神で食物を主宰するとされる。
伊勢皇大神宮の御饌都(みけつ)神として伊勢神宮外宮の豊受大神宮の祭神。
天照大神はこの神より五穀の種子を受けこれを陸田・水田に植えられたと伝えられ、神産巣日御祖(かみむすびおおやの)命はこの神より五穀ならびに養蚕の道を伝えられたともいわれる。

関連頁 (稲荷町)稲生神社   伊勢神宮の絵馬を見る
なかつつのおのみこと
中筒男命
中筒之男命
記紀神話の男神黄泉の国から帰った伊邪那岐神が禊祓いをしたおりに化生した神々の一神。
黄泉の国の汚穢(おえ)を日向の橘の小門(おど)で禊祓いをしたおり水底で漱いだ時に底筒之男命が、中ほどで漱いだ時に中筒之男命が、水の上で漱いだ時に上筒之男命が化生した。

関連頁 (草津南)住吉神社
ならえん
那羅延
仏教の守護神の一。大力を有し、梵天または毘紐(びちゆう)天と同体とされる。那羅延金剛と混同されることがある。勝力。那羅延天。
関連頁 長性院仁王像
ににぎのみこと
瓊瓊杵命
記紀神話の神。天照大神の孫。天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)の子。天照大神の命により父神に代わって瑞穂(みずほ)国の統治者として日向国高千穂峰に降臨。
木花開耶姫
(このはなのさくやびめ)を妻とし、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)を生む。皇室の祖神。
天津彦彦火
(あまつひこひこほの)瓊瓊杵尊。
関連頁
はちまんじん
八幡神
最も早い神仏習合神。本来は豊前国(大分県)宇佐地方で信仰されていた農業神とされる。
781年、仏教保護・護国の神として大菩薩の号を贈られ、以後寺院の鎮守に勧請されることが多くなった。また八幡神を応神天皇とその母神功皇后とする信仰や、平安末期以降、源氏の氏神とする信仰が生まれ、武神・軍神としての性格を強めた。
※神社本庁の資料によると
八幡さまをおまつりする神社は全国で約14,800社あります。八幡神社の御祭神は、第15代応神天皇(誉田別命)・御母の神功皇后(息長帯比売命)・比売大神(ひめおおかみ)の三神で、応神天皇の御父にあたる仲哀天皇、御子の仁徳天皇をあわせてまつる場合や、玉依姫命(たまよりひめのみこと)をおまつりする例などもあります。
 八幡信仰は、大分県宇佐市の宇佐神宮(明治4年までは宇佐八幡宮)に始まりました。その後、源義家(幼名・八幡太郎)が石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう、京都府八幡市)の社前で元服をした機縁で源氏の氏神となり、さらに源頼朝により鎌倉に鶴岡八幡宮が創建されてからは、武家の守護神として各地に勧請されました。
』とあります
関連頁 三篠神社
はにやすひめのかみ
波邇夜須比売神
土の女神(肥料の神)
関連頁 切幡神社
ひこさすかたわけのみこと
ひこさしかたわけのみこと

日子刺肩別命
記紀神話の男神。第七代孝霊天皇の皇女。孝霊天皇の三人目の夫人意富夜麻登玖邇阿礼比売命おおやまとくにあれひめのみこととの間の第二子。
※第三子が比古佐勢理毘古命(大吉備津日子命)という。

関連頁 吉備津神社
ひこがみ
彦神
男神。
関連頁
五男神 天照大神と須佐之男命の誓約(うけい)の際に、天照大神の八尺勾玉の五百箇の御統の珠から生まれた五柱の男神。
正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命(まさかつあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと)
天之菩卑能命(あめのほひのみこと);天穂日命、天菩比神
天津日子恨命(あまつひこねのみこと);天津彦根命
活津日子根命(いくつひこねのみこと);活津彦根命
熊野久須毘命(くまのくすびのみこと);熊野忍蹈命(くまのおしほみのみこと)など
ひめがみ
比売神
女神。    (※彦神ひこがみ=男神)
関連頁 鶴岡八幡宮の絵馬を見る
むなかた
宗像三(女)神
天照大神と須佐之男命の持っている十拳剣(とつかのつるぎ)を受け取ってそれを噛み砕き、吹き出した息の霧から生まれた三柱の女神。福岡県の宗像大社の三宮の祭神である。
多紀理毘売命(たきりびめのみこと);別名 奥津島比売命(おきつしまひめ)。沖つ宮に祀られる
市寸島比売命(いちきしまひめのみこと);別名 狭依毘売命(さよりびめ)。中つ宮に祀られる
多岐都比売命(たきつひめのみこと):辺つ宮に祀られる

関連頁 三篠神社
ふつぬしのかみ
経津主神
記紀神話で、伊弉諾尊に斬殺された軻遇突智(かぐつち)の血が岩となり、それを祖とする神。磐筒男(いわつつのお)・磐筒女(いわつつのめ)の子とも伝える。
日本書紀では天孫降臨に先立ち出雲国へ降り国譲りを成功させたとする。香取神宮の祭神。香取の神。
関連頁 鹽竃神社の絵馬を見る
ほのかぐつちのかみ
火之迦(加)具土神
=火の神軻遇突智
伊邪那美命が生んだ火神。
火神を生んだため母神は陰所を焼かれ、死んで黄泉国に下る。火の有用性と災厄を象徴する神。

関連頁 切幡神社   黄金山神社の絵馬を見る
ほむだわけのみこと
誉田別命
誉田別尊
記紀の所伝の第15代天皇の漢風諡号(しごう)は応神天皇。仲哀天皇の皇子。母は神功皇后。
この時期、朝鮮・中国から渡来して技術を移入する者が多く、大和朝廷の勢力が大いに発展した。
「宋書」の倭王讃をこの天皇にあてる説がある。(日本書紀の表記)
ほんだわけのみこと
品陀和気命
おおともわけのみこと
大鞆和気命
応神天皇のこと
記紀の所伝の第15代天皇誉田別命の漢風諡号。仲哀天皇の皇子。母は神功皇后。
日本書紀によれば、母の摂政下で皇太子にとなり、母の死後即位。
この時期、朝鮮・中国から渡来して技術を移入する者が多く、大和朝廷の勢力が大いに発展した。墓所は大阪府羽曳野市にある恵我藻伏岡陵(えがのもふしのおかのみささぎ)巨大前方後円墳。「宋書」の倭王讃をこの天皇にあてる説がある。(古事記の表記)

関連頁 鶴羽根神社  邇保姫神社  矢口神社
みっしゃくこんごう
密迹金剛
執金剛神(しゅうこんごうじん)の別名。密迹力士。
関連頁 長性院仁王像
むなかたのかみ
宗像神
天照大神素戔嗚尊の誓約(うけい)の中でうまれた田霧姫命、市杵島姫命、湍津姫命(たぎつひめのひこと)の三神をいう。航海の守護神。
関連頁 三篠神社
むなかたさんじん
宗像三神
福岡県の宗像大社の三宮の祭神である。
三女神、多紀理毘売命,、多岐都比売命、市寸島比売命

関連頁 厳島神社
やちまたひこのみこと
八衢比古命
道祖神
※八衢(やちまた)=道が八つにも分かれる所。また、数多くの方向に分岐する所。

関連頁 広島中津宮
やまととびはやわかやひめのみこと
倭飛羽矢若屋比売命
やまととどわかやひめのみこと
倭迹迹稚屋媛命
(日本書紀)
記紀神話の女神。第七代孝霊天皇の皇女。孝霊天皇の三人目の夫人意富夜麻登玖邇阿礼比売命おおやまとくにあれひめのみこととの間の最後の皇女。
※第三子が比古佐勢理毘古命(大吉備津日子命)という。

関連頁 吉備津神社   
やまととももそひめのみこと
夜麻登登母母曾毘売命
やまととどひももそひめのみこと
倭迹迹日百襲媛命
記紀神話の女神。第七代孝霊天皇の皇女。孝霊天皇の三人目の夫人意富夜麻登玖邇阿礼比売命おおやまとくにあれひめのみこととの間の第一子。大物主神おおものぬししのかみと結婚した時夫の神の姿を見たいと頼み、大物主神が美麗な小蛇で現れたことに驚き神に恥をかかせた為に自らの陰部を箸でついて死んだといいその墓が箸墓と伝えられている。
※第三子が比古佐勢理毘古命(大吉備津日子命)という。

関連頁 吉備津神社  
わくむすひのかみ
稚産霊神
和久産巣日神
記紀にみえる神。火の神軻遇突智神(かぐつちのかみ)と土の神埴山姫(はにやまひめ)の間に生まれた子。頭に蚕と桑が臍の中に五穀が生じたという。
「古事記」では伊邪那岐命の子で和久産巣日神としるされている。
関連頁 空鞘稲生神社
じゅろうじん
寿老神(人)
福神の一つで長寿を授ける神。
中国の宋代、元祐年間(1086〜93)の人物と伝えられ、その偶像化といわれている。小柄な老人が鹿を伴い、巻物をつけた杖を携えるというのが定型の姿である。日本には禅宗伝来後における水墨画の発達に伴い、その画題の一つとして移入されたものらしい。布袋、福禄寿とともにのちには七福神の仲間入りをして福徳神の一つともされた。しかし寿老人は瑞祥(ずいしょう)の象形とはされたが、個別に福神として信仰されるには至らなかった。

関連頁 深川神明宮  鷲神社  石浜神社
だいこくてん
大黒天
元来ヒンドゥー教の主神の一つで、青黒い身体をもつ破壊神としてのシバ神(大自在天)の別名であり、仏教に入ったもの。摩訶迦羅(まかから)と音写。マハーカーラは偉大な黒い神、偉大な時間(=破壊者)を意味する。密教では大自在天の眷属で三宝を愛し、飲食を豊かにする神で黒色忿怒相を示し、胎蔵界曼荼羅の外金剛部に入れられている。中国南部では床几に腰を掛け金袋を持つ姿になり、諸寺の厨房に祀られた。
わが国の大黒天はこの系統で、最澄によってもたらされ、天台宗の寺院を中心に祀られたのがその始まりといわれる。その後、台所の守護神から福の神としての色彩を強めた。

関連頁 円珠院  浅草寺
えびすじん
恵比須神
(夷、蛭子)
生業を守護し福利をもたらす神として、わが国の民間信仰のなかで広く受け入れられている神霊。
語源はさだかではないが、夷、つまり異郷人に由来すると考えられ、来訪神、漂着神的性格が濃厚に観念されている。現在一般にえびすの神体と考えられている烏帽子をかぶりタイと釣り竿を担いだ神像によってもうかがえるように、元来は漁民の間で、より広範に信仰されていたものが、しだいに商人や農民の間にも受容されたと考えられる。

関連頁 (榎町)恵比寿神社    浅草神社
ほていそん
布袋尊
中国の明州奉化県(現浙江省)出身の禅僧
腹が大きく膨れた肥大な体躯であった。いつも大きな袋を持ち、杖をついて市中に喜捨を求め、食物その他もらい物などいっさいを袋の中に入れて歩いたという。
わが国には室町時代からこの奇僧のことが知られるようになり、その福徳円満な風貌と、よく子供に取り囲まれていることが多くの人の話題となり、絵画や詩文に描かれるようになった。布袋がどうして七福神の一つとして加えられたかは明らかでない。中国の後梁の貞明2(916)年に没したと伝えられ、弥勒菩薩の化身ともいわれている。

関連頁 深川稲荷神社  砂尾山・不動院
びしゃもんてん
毘沙門天
仏教の護法神。サンスクリット語バイシュラバナで、転じて毘沙門天となる。多聞天、遍聞天とも称する。
インドのベーダ時代からの神で、ヒンドゥー教ではクベーラの異名をもつ。もとは暗黒界の悪霊の主であったが、ヒンドゥー教では財宝、福徳をつかさどる神となり、夜叉、羅刹を率い、帝釈天に属して北方を守護する神とされた。仏教では四天王の一尊で須弥山(しゅみせん)の北方に住し、多数の夜叉を眷属として閻浮提(えんぶだい)州の北方を守る護法の善神とされた。その形像は甲冑を身に着け、憤怒の相をし、左手に宝塔を捧げ、右手に宝棒または鉾を執り、二夜叉(鬼)の上に座る。十二天の一とされるが、わが国では単独でも古来から信仰された。

関連頁 龍光院  待乳山聖天
べんざいてん
弁財(才)天
仏教における智慧、弁舌、技芸の女神。略して弁天。また妙音天、美音天、大弁才功徳天ともいう。
もとはヒンドゥー教の神。サラスバティーは「水を有するもの」を意味する女性名詞で、アーリア人が東漸するとき、各地の川をよんだ名であり、アフガニスタンのカンダハル地方の古名アラコシアもそれに由来するとされ、インダス平原やガンジス平原にもこの名の川があった。ブラーフマナ文献ではことばの神とされ、ウパニシャッドでは音楽神とされた。ヒンドゥー教のこれらの概念を受けて仏教に弁才天を登場させたのが『金光明最勝王経(こんこうみょうさいしょうおうきょう)』で、弁才天はこの経を説く人や聞く人に知恵や長寿や財産を授けると述べている。

関連頁 冬木弁天堂
ふくろくじゅ
福禄寿
福禄人ともいう。幸福と封禄と長寿を兼ね備えるという中国の福神。
短身長頭で経巻を結んだ杖を持つ姿に表現される。南極星の化身という説もあり、また寿老人と混同されることもままある。日本に導入されたのは、おもに禅宗の流布と関連する水墨画の題材としてであり、やがて七福神の一つに数えられるに至ったが、独自の福神としては一般の信仰対象にならなかった。

関連頁 心行寺  矢先稲荷神社  今戸神社
あみださんぞん
阿弥陀三尊
阿弥陀仏と、その左右に脇侍する左の観音と右の勢至の二菩薩。弥陀三尊。三尊の弥陀。
関連頁 甲府善光寺絵馬
じゅういちめんかんぜおん
十一面観世音
頭上に十一の面をもつ観音。
衆生(しゆじよう)を仏の悟りに到達させるとされる。十一の小面は、正面の三面が慈悲相、左方三面が瞋怒(しんど)相、右方三面が白牙上出相、後方の一面が大笑相、頂上の一面が仏相をそれぞれ現す。本面を加えて十一面とする像をはじめとして、面数も異なる物が多い。十一面観音。

関連頁 蓮華寺山八十八ヶ所石仏    杉本寺絵馬
しょうかんのん
聖観音

しょうかんぜおん
聖観世音
七観音・六観音の一。
本来の姿の観音。宝冠に阿弥陀の化仏(けぶつ)をつけ、左手に蓮華を持つ姿などに表す。
聖観世音(しょうかんぜおん)

関連頁 浅草寺
じゅんでいかんのん
准胝観音
七観音、また真言系の六観音の一つ。
三目一八臂(び)の像が一般的。密教では七倶胝仏母(しちぐていぶつも)。

関連頁   
せんじゅかんのん
千手観音
六観音の一つ。
限りない慈悲を表す菩薩で、千の慈悲の眼と千の慈悲の手をそなえ、生ある者を救うという。二七面四二臂の像が一般的。千手千眼観自在菩薩。千手千眼観世音。千眼千臂観世音。

関連頁 蓮華寺山八十八ヶ所石仏
にょいりんかんのん
如意輪観音
六観音・七観音の一つ。
如意宝珠と宝輪とを持って衆生(しゆじよう)の願いをかなえる。多くは六臂像。如意輪菩薩。

関連頁 岡寺絵馬
にょらい
如来
〔梵 tathgata 真理からやってきたもの、真理から生まれたものの意〕仏教上の最高の状態にある存在、すなわち仏のこと。
仏の十号の一。
じゅうごう
十号
仏の10の称号。
如来・応来(おうぐ)・正遍知・明行足・善逝(ぜんぜい)・世間解・無上士・調御丈夫(じようごじようぶ)・天人師・世尊。
ばとうかんのん
馬頭観音
六観音・八大明王の一。人身馬頭、または宝冠に馬頭をいただき、憤怒の相をした観世音菩薩。江戸時代、馬の守護神として民間に広く信仰された。馬頭大士。馬頭明王。
関連頁 (大宮の)馬頭観音  (丹那町の)馬頭観音
ふくうけんじゃくかんのん
不空羂索観音
六観音・七観音の一つ。
大悲の羂索(鳥獣を捕らえる道具)でもらさず(不空)一切の衆生(しゆじよう)を救いとる観音。顔は一面・三面・十一面のものなどがあり、腕の数も一定しない。ふくうけんさくかんのん。

関連頁     
ぼさつ
菩薩
最高の悟りを開いて、仏になろうと発心して、修行に励む人。
初めは前世で修行者だった釈迦をさす名称であったが、のちに大乗仏教では自己の悟りのみを目指す声聞(しようもん)・縁覚(えんがく)に対し、自利利他の両者を目指す大乗の修行者をいう。
弥勒・観世音・地蔵などの高位の菩薩は仏に次ぐ存在として信仰される。菩提薩(ぼだいさつた)。大士。覚有情。
関連頁   
ろくじぞう
六地蔵
六道において衆生の苦しみを救うという六種の地蔵菩薩。下記の総称。
だんだ
檀陀地蔵菩薩
金剛願地蔵
地獄道を救う
ほうじゅ
宝珠地蔵菩薩
金剛宝地蔵
餓鬼道を救う
ほういん
宝印地蔵菩薩
金剛悲地蔵
畜生道を救う
じじ
持地地蔵菩薩
金剛幢地蔵
修羅道を救う
じょがいしょう
除蓋障地蔵菩薩
放光王地蔵
人道を救う
にっこう
日光地蔵菩薩
預天賀地蔵
天道を救う
延命・宝処・宝手・持地・宝印手・堅固意の六地蔵とする説もある。
関連頁 (鈴ヶ台墓苑)六地蔵尊   福蔵寺
ろくかんのん
六観音
六道の衆生を済度する六体の観音。
六観音は六道輪廻(ろくどうりんね:あらゆる生命は6種の世界に生まれ変わりを繰り返す)の思想に基づき、六種の観音が六道に迷う衆生を救うという考えから生まれたものだそうです。

摩訶止観は大悲・大慈・師子無畏・大光普照・天人丈夫・大梵深遠をあげる。
真言系、密教では(天台系では)下記ををあげる。
聖観音 地獄道を救う
千手観音 餓鬼道を救う
馬頭観音 畜生道を救う
十一面観音 修羅道を救う
准胝観音
天台系では不空羂索観音)
人道を救う
如意輪観音 天道を救う
しちかんのん
七観音
人々を救済するため七種の姿をとって現れた観音。
せんじゆ
千手観音
限りない慈悲を表す菩薩で、千の慈悲の眼と千の慈悲の手をそなえ、生ある者を救うという。二七面四二臂の像が一般的。
ばとうかんのん
馬頭観音
人身馬頭、または宝冠に馬頭をいただき、憤怒の相をした観世音菩薩。
じゅういちめんかんのん
十一面観音
本体の顔以外に頭上に11の顔を持つ菩薩。
しょうかんのん
聖観音
本来の姿の観音。宝冠に阿弥陀の化仏をつけ、左手に蓮華を持つ姿などに表す。
にょいりんかんのん
如意輪観音
如意宝珠と宝輪とを持って衆生の願いをかなえる。多くは六臂像。
じゆんでい
准胝観音
三目一八臂(び)の像が一般的。密教では七倶胝仏母(しちぐていぶつも)
ふくうけんじやく
不空羂索観音
大悲の羂索(鳥獣を捕らえる道具)でもらさず(不空)一切の衆生を救いとる観音。顔は一面・三面・一一面のものなどがあり、腕の数も一定しない。
じゅうさんぶつ
十三仏
初七日から三十三回忌までの十三回の追善供養仏事に配当した仏・菩薩の総称。室町時代に成立した信仰。
関連頁 (不動院)十三佛  
ふどうみょうおう
不動明王
五大明王・八大明王の主尊。
悪魔を下し、仏道に導きがたいものを畏怖せしめ、煩悩を打ちくだく。菩提心の揺るがないことから不動という。
仏や真言行者によく仕えることから、不動使者ともいう。猛々しい威力を示す怒りの表情を浮かべ、右手に剣、左手に羂索(けんさく)を持つ。石の台座にすわり、火生三昧にはいり、火焔を背負っている。阿遮羅(あしやら)。不動尊。無動尊。

関連頁 新日山安国密寺・不動院  三輪山・不動院
しゃかにょらい
釈迦如来
釈迦の尊称。
関連頁 蓮華寺山八十八ヶ所石仏
しゃか
釈迦
BC463〜BC383
BC560〜BC480
諸説あり
仏教の開祖。世界四聖の一人。姓はゴータマ、名はシッタルタ。中部ネパールの釈迦族の中心地迦毘羅(かびら)城に浄飯王(じようぼんのう)の子として生まれる。母は摩耶夫人(まやぶにん)。29歳で出家、35歳で悟りを得た。のち鹿野園(ろくやおん)で五人の修行者を教化し(仏教教団の成立)、以後80歳で入滅(にゆうめつ)するまで教化の旅を続けた。教説は四諦(したい)・八正道(はつしようどう)・十二縁起などでまとめられる。釈迦牟尼(しやかむに)。釈尊。釈迦如来。
※紀元前7〜6世紀頃、ヒマラヤ山麓ネパールに居住していた部族。釈迦も釈迦族の出身。
もんじゅぼさつ
文殊菩薩
〔文殊は 梵 Manjur の音訳「文殊師利」の略〕智慧をつかさどるとされる菩薩。
普賢菩薩とともに釈迦に侍す。般若経典で重視される。形像は、智慧の威徳を示す獅子に乗る。中国では五台山をその霊地とし、日本では葛城山を当てる。妙徳。妙吉祥。法王子。文殊師利。文殊。

関連頁 蓮華寺山八十八ヶ所石仏
ふげんぼさつ
普賢菩薩
菩薩の名の一つ。仏の真理や修行の徳をつかさどり、智慧(ちえ)の文殊と一対をなし、釈迦の脇侍。白象に乗り、合掌している像が一般的。普賢大士。
関連頁 (不動院)十三佛    
じぞうぼさつ
地蔵菩薩
釈迦の没後、弥勒仏が出現するまでの無仏の期間、六道で苦しむ衆生(しゆじよう)を教化・救済する菩薩。
日本では平安時代から広く信仰されるようになった。密教などでは菩薩形をとるが、一般には左手に宝珠、右手に錫杖(しやくじよう)を持ち、頭を丸めた僧形の像で親しまれる。六道の救済に当たることから六地蔵の信仰が生まれた。また、子供を守り、幼くして死んで賽(さい)の河原で苦しむ子供を救済すると信じられて、子守地蔵・子育地蔵などが生じた。地蔵尊。地蔵。
関連頁 (三篠町)石仏地蔵菩薩
みろくぼさつ
弥勒菩薩
現在は兜率天(とそつてん)で説法しているが、釈迦入滅後五六億七千万年に至ると、仏となってこの世に出現する菩薩。慈尊。弥勒仏。
関連頁 蓮華寺山八十八ヶ所石仏
やくしにょらい
薬師如来
東方浄瑠璃世界の教主。修行者の時に一二の願を起こして、成仏したとされ、衆生(しゆじよう)の病気を治し、安楽を得させる仏。仏教の伝来以後、治病の仏として広く信仰された。薬壺を持つ像が多いが、一定しない。両界曼荼羅(まんだら)に登場しないため、大日・釈迦など他の仏と同体とされるが、諸説ある。日光・月光(がつこう)の両菩薩を脇侍とし、十二神将を眷属(けんぞく)とする。像にも法隆寺金堂、薬師寺金堂のものをはじめとして名品が多い。薬師瑠璃光如来。薬師仏。大医王仏。
関連頁 (草津本町)薬師如来堂   新薬師寺の絵馬を見る
かんぜおんぼさつ
観世音菩薩
〔仏〕〔梵varabodhisattva〕「観音経(かんのんぎよう)」などで説かれる菩薩。
この名称は鳩摩羅什(くまらじゆう)の旧訳で、玄奘の新訳では観自在菩薩。衆生の声を聞き、その求めに応じて救いの手をさしのべる慈悲深い菩薩として多くの信仰を集めた。勢至菩薩とともに阿弥陀仏の脇侍。その住所は補陀落(ふだらく)とされ、日本では那智山であるとする。慈悲の無限なことに応じた多様な姿で説かれる。観音(かんのん)。施無畏者(せむいしや)。円通大士。救世円通。

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せいしぼさつ
勢至菩薩
智慧を象徴する菩薩。阿弥陀三尊の一つで、阿弥陀仏の右の脇侍。像の特徴は、冠に宝瓶をのせていること。大勢至菩薩。勢至。
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あみだにょらい
阿弥陀如来
浄土宗・浄土真宗の本尊となる。
弥陀(みだ)。阿弥陀仏。阿弥陀如来。無量寿仏(むりようじゆぶつ)。無量光仏。無碍光仏(むげこうぶつ)。清浄光仏。尽十方無碍光如来(じんじつぽうむげこうによらい)。

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あみだ
阿弥陀
〔仏〕 大乗仏教の浄土教の中心をなす仏。
法蔵比丘(びく)として修行中に衆生(しゆじよう)救済の願をたて、現在は成仏し西方の極楽浄土で教化しているとされる。自力で成仏できない人も、念仏を唱えればその救済力によって、極楽に往生すると説く。平安時代に信仰が高まる。
あしゅくにょらい
阿しゅく如来
1)大日如来の説法を聞いて発願し、修行ののち成仏して東方の善快という浄土で説法しているという仏。あしく。あしくば。
2)密教で、金剛界の五智如来の一つ。東方に位置して大円鏡智をあらわす。あしく。あしくば。

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しゅくという漢字は門構えの中にへという文字の下に2つ並んで人が入ったものです。
だいにちにょらい
大日如来
〔梵 Mahvairocana 摩訶毘盧遮那〕密教の教主。宇宙の実相を体現する根本仏。
図像には、智の働きを表す金剛界大日如来と、理を表す胎蔵界大日如来の二尊がある。大日。遍照如来。遮那教主。

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こくうぞうぼさつ
虚空蔵菩薩
福と智を虚空のように無限にもっていて、衆生の望みに応じて分け与える菩薩。
胎蔵界曼荼羅(たいぞうかいまんだら)虚空蔵院の中尊。形像は種々あるが普通、五智宝冠をつけ、右手に智慧の宝剣、左手に福徳の蓮華と如意宝珠を持つ。虚空蔵。虚空孕(こくうよう)菩薩。

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尊称、敬称は略しました 資料  三省堂:大辞林、 講談社版:日本人名大辞典ほかより



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